シリーズアメリカ再発見⑩ サウスダコタ
国立公園とバッファロー大平原をゆく

文&写真/佐藤美玲(Text and photos by Mirei Sato)


<3日目>
マウントラシュモア → クレイジーホース → ヒルシティー

Mount Rushmore National Memorial Gift Shop

13000 Highway 244, Keystone, SD 57751
www.mtrushmorenationalmemorial.com/shop/

Photo © Mirei Sato

Photo © Mirei Sato

マウントラシュモアや大統領グッズがいっぱいのギフトショップ。隣りのカフェでは、トーマス・ジェファーソンがレシピを書いたアイスクリームが食べられる。

Prairie Berry Winery

Photo © Mirei Sato

Photo © Mirei Sato

23837 Hwy 385, Hill City, SD, 57745
877-226-9453
www.prairieberry.com
マウントラシュモアとクレイジーホースの中間にあるヒルシティーは、ワイナリーの街。サウスダコタ産のフルーツを使ったユニークなワインが揃う。ここはバッファローベリーやチョコチェリー、ルバーブなどを使ったワイン、ラズベリー・ハニーワインなどが人気。無料で5種類テイスティング可。簡単なランチも食べられる。

Teddy Bear Town

Photo © Mirei Sato

Photo © Mirei Sato

108 Main Street, PO Box 184,
Hill City, SD 57745
605-574-2266
テディベア収集家でギネスブックにも載っているJackie Mileyさんが、趣味が高じてオープンしたミュージアム。8000匹近い所蔵品のうち4割程度を展示。所狭しと並んでいるが1匹として同じものはない。重さ48パウンドの巨大なシロクマも。噂を聞いた人たちが世界中からテディベアを送ってくる。手作り品もある。「ここには世界中の人々のメモリーが詰まっている。『アフガニスタンの戦地で死んだ恋人にあげるはずだったクマです』と手紙を添えて送ってきた女性もいる」とJackieさん。すでに23カ国からテディベアが届いたが、日本からはまだゼロ。「送ってくれた人にはギネスの一部としてサーティフィケートを郵送します」とのことなので、ぜひコンタクトを。オープンは5月末から9月まで。下記のスーパー8に泊まると特別にツアーをしてくれる(要予約)。

Super 8 Hill City

109 Main Street, Hill City, SD 57745
605-574-4141
www.super8.com


<4日目>
カスター → ウィンドケーブ

Jewel Cave National Monument

Photo © Mirei Sato

提供写真

605-673-8300
www.nps.gov/jeca
洞窟が多いブラックヒルズでも特に迷宮のように複雑な構造になっていて、世界で2番目に長い。珍しい鍾乳石が見られる。開園時間とツアースケジュールは季節によって異なる。

Wind Cave National Park

Photo © Mirei Sato

提供写真

605-745-4600
www.nps.gov/wica
世界第4位の長さを誇る鍾乳洞や、蜂の巣のような形をしたボックスワークなどが見どころ。

Creekside Lodge

13389 US Highway 16A, Custer, SD 57730
605-255-4541
www.custerresorts.com
カスター州立公園の中にある宿泊施設。隣りは「State Game Lodge」で、クーリッジ大統領が夏のホワイトハウスとして使うため1927年に建設。アイゼンハワー大統領も泊まった。


<5日目>
バッドランズ → ウォール

Wall Drug

Photo © Mirei Sato

Photo © Mirei Sato

510 Main Street, Wall, SD 57790
605-279-2175
www.walldrug.com
バッドランズ国立公園を出たところにある街ウォールのアトラクション。1931年開業のドラッグストアに始まって、5セントのコーヒーを出すレストランや、ウェスタンブーツの専門店、ギフトショップなどが並ぶ。

America’s Best Value Inn Wall

201 South Boulevard, Wall, SD 57543
605279-2127
www.abvi-wall.com
ウォールからラピッドシティーの空港へは約1時間。

旅の最新情報はここで!
サウスダコタ州政府観光局

South Dakota Department of Tourism

Photo © Mirei Sato

Photo © Mirei Sato

1-800-S-DAKOTA
www.TravelSD.com(日本語あり)
ブラックヒルズ周辺は、5月末のメモリアルデーの連休からが本格的な観光シーズンとなる。マウントラシュモアやクレイジーホースでは、レーザーショーやライトアップが始まる。独立記念日前後のラシュモアは特ににぎわう。9月末まで各地で、ロデオや、バッファローのラウンドアップ、スタージスのバイク・ラリーなど人気のイベントが催される。
最寄りの空港は、Rapid City Regional Airport。ワイオミングにも近いので、日程に余裕があれば、イエローストーン国立公園と組み合わせたドライブ旅行を計画してもいい。
近々、ユナイテッド航空がデンバー~成田直行便を就航する予定。これによって日本からサウスダコタ周辺へのアクセスがより便利になる。

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佐藤美玲 (Mirei Sato)

佐藤美玲 (Mirei Sato)

ライタープロフィール

東京生まれ。子供の時に見たTVドラマ「Roots」に感化され、アメリカの黒人問題に対する興味を深める。日本女子大英文学科アメリカ研究卒業。朝日新聞記者を経て、1999年、大学院留学のため渡米。UCLAアメリカ黒人研究学部卒業・修士号。UMass-Amherst、UC-Berkeleyのアメリカ黒人研究学部・博士課程に在籍。黒人史と文化、メディアと人種の問題を研究。2007年からU.S. FrontLine誌編集記者。大統領選を含め、アメリカを深く広く取材する。

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