アデルにプリンス、聴けば

節水せずにはいられない?

pandora

 干ばつが続く南カリフォルニアの都市水道区(MWD)が、節水を呼びかけるユニークな試みを行っている。ロサンゼルス・タイムズ(8月21日付)が伝えた。
 
音楽ストリーミングサービス「パンドラ」(Pandora)のウェブサイトで、水と雨に関する曲ばかりを流す「ウォーター・ラバーズ局」というアプリを立ち上げたのだ。
 
「#TakeATurnCA」という節水キャンペーンの一環。100曲以上をパンドラのリストに載せて、「シャワーを浴びる前に、リストからお気に入りの曲を選んで流してください。曲が終わる前にシャワーも終わらせると、節水になる」としている。
 
たとえば、アデルの「Set Fire to the Rain」。フィル・コリンズの「I Wish It Would Rain Down」。ボーイズⅡメンの「Water Runs Dry」。プリンスの「Purple Rain」。サイモン&ガーファンクルの「Bridge Over Troubled Water」などだ。
 
TLCの「Waterfalls」、ミッシー・エリオットの「I Can’ t Stand the Rain」も加わった。
 
MWDは、ロサンゼルス、オレンジ、サンディエゴ、リバーサイド、サンバーナディーノ、ベンチュラの各郡の都市に住む、1900万人に飲料水を供給する、26都市および水道区のコンソーシアムだ。
 
節水を呼びかけるために、ロサンゼルスの名物ランドマーク「ランディーズ・ドーナツ」のサインを布で覆って蛇口のように見せる企画も行った。
 
プレイリストにアクセスするには、パンドラのウェブサイトにアクセスするか、パンドラのアプリをダウンロードして、クリエイト・ア・ステーションのボックスで「ウォーター・ラバーズ・プレイリスト」を検索する。


この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る