ITはフリーの人材に頼め
企業とコーダー結ぶ市場出現

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 最新のハイテク技術を持った人材を求める企業とソフトウェア開発者とを結びつける新しい形の市場がシリコン・バレーなどに生まれ、若者を中心とするフリーランスのコーダー(Webデザインなどを仕上げる技術者)を引き付けている。
 ウォールストリート・ジャーナルによると、この新種の人材探しを使えば、企業は正社員を雇うことで生じる長期的な経済負担を避けて事業ごとに的確な人材を短期間で確保でき、有能なソフトウェア開発者は柔軟性や多くの選択肢を維持しながら経験を積むことができる。
 1000人以上のフリーランス・コーダーに仕事を仲介するスケーラブル・パス(Scalable Path、カリフォルニア州)のダミアン・フィリアトラウト最高経営責任者(CEO)によると、有能なコーダーは簡単に時給100~200ドルを稼ぐという。同社の顧客はソフト作成作業に時給145ドルを払っており、週40時間で年間48週間働いた場合、フリーランスの総年収は27万8400ドルにもなる。さらに、ビッグデータ関連のハドゥープなどで働く特殊技術を持った人になると時給は300ドルに達する可能性もある。

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