ゲーム産業は見ぬふりするな
オンラインのセクハラに対処を

apple-1034305_640

 テキサス州オースティンで3月開かれたビジネスとカルチャーのイベント「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」の討論会で、オンラインで横行するハラスメント(嫌がらせ)や性差別について率直な意見が交わされ、ソーシャル・メディアやゲーム産業は負の側面に毅然とした態度で臨むべきとの考えが示された。
 ロイター通信によると、SXSWの運営事務局は2015年10月、今回のイベントに合わせてゲーム・コミュニティで起きる問題を主題にした討論会を2つ企画したものの、発表直後に脅迫状が殺到したことからいったんは中止を決めた。それがメディアの批判を招き、大手企業が広告を引き上げる事態にも発展したため、予定を再び変更してまる1日を使った討論会の実施を決定した。
 3月12日に行われた討論会の焦点は、ゲーム業界に根付く女性差別「ゲーマーゲイト(GamerGate)」の問題に絞られた。元同州上院議員(民主)で2014年の知事選で敗れたウェンディ・デイビス氏は、10月の中止決定をツイッターで厳しく批判した1人。当日のセッションでは、議員時代の13年に11時間連続演説のフィリバスター戦術で中絶法案採決を阻止して以降、嫌がらせの標的にされたことを振り返った。ネット上にあふれた私生活や容姿に関する記事やコメントは、「私が男性政治家だったら話題にすらならなかった」と訴えた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

注目の記事

  1. サッポロビール志望の動機と 入社当時の思い出 学生時代、セールスプロモーションやマーケティン...
  2. ミッドランドへ    旅の出発地、テキサス州ミッドランドへ向かう。アメリカでは19...
  3. 2017年3月3日

    第54回 多人種社会
     2017年1月、トランプ氏がアメリカ合衆国の大統領に就任した。彼は難民や移民の受け入れ審査を強化し...
  4. 食物は加工せず 添加物もなし  ここ数年、「新しくて古いダイエット法」と呼ばれ、注...
  5.  ソノマといえば、ナパと並んで、北カリフォルニアのワインカントリーの雄。オークランドに5年住...

デジタル版を読む

フロントライン最新号
ページ上部へ戻る