【英会話】英語で「頑張ってね!」を「Do your best」と言っていませんか?

文&写真/ジュン・セニサック(Text and photo by Jun Senesac)

日本語でも多くの状況で使われている「頑張れ!」。そのまま直訳をして「Try your best!」や「Do your best!」と言っている人をたくさん見かけますが、英語ではちょっと違和感がある表現なのでこのフレーズは出来るだけ避けましょう。英語では「頑張る」を一言でまとめるフレーズがないので、3つのシチュエーションに分けてご説明します。


状況1:これから何か物事にチャレンジする人に言う「頑張って!」

1) Good luck
→「幸運を祈っています」

最もカジュアルで一般的な「頑張ってね!」を表すフレーズです。これから試験を受ける学生、これからプレゼンをする同僚、これから海外に引っ越す友達に言う「頑張ってね!」を指します。
◎「◯◯頑張ってね!」→「Good luck」+「on/with _____.」
◎「◯◯で頑張ってね!」→「Good luck」+「in」+「場所」

・Good luck!(頑張ってね!)
・Good luck on your test!(試験頑張ってね!)
・Good luck with your presentation.(プレゼン頑張ってね!)
・Good luck in Tokyo.(東京で頑張ってね!)

2) You can do it
→「あなたなら絶対できます」

これから新しい出来事を始めようとしたり、チャレンジに立ち向かっている人に言う励ましの一言です。相手ができると信じた意味を込めて言う「頑張って!」です。
◎「It」の代わりに「This」も使われることがあります。
◎「You can do it」の前に「I know」や「I’m sure」を加えることも一般的です。

・You can do it!(頑張って。あなたなら絶対にできます!)
・You can do this.(頑張ってください!)
・I know you can do it.(頑張って。あなたなら絶対にできます!)
・I’m sure you can do it.(頑張って。あなたなら絶対にできます!)

3) Break a leg
→「頑張ってね」

直訳すると「足を折れ」になります。これからパフォーマンスする人に対して「頑張ってね!」を意味するイディオムです。アメリカの演劇の世界では「足を折れ!」=「Good luck(頑張ってね)」を意味し、逆に「Good luck」と言うのは不吉だと言われています。
◎ 必ず「a leg」単数形を使いましょう。「Break legs」はNGです。
◎ その他にも「I’ll keep my fingers crossed」もよく使われるイディオムです。

・You’re performing tomorrow? Break a leg!(明日パフォーマンスするの?頑張ってね!)
・I’ll keep my fingers crossed.(頑張ってね!幸運を祈っているよ。)

状況2:もう何かを始めている人に言う「頑張って!」

1) Keep it up
→「その調子で頑張って」

「Keep up」は「続ける」を意味し、調子が良かったり、物事がうまく進行している時に「これからも続けて頑張ってください」という意味合いで使われます。「Keep up the good work」は仕事場などでよく耳にするフレーズですが、上司が部下に褒め言葉として「その調子で頑張れ」を意味します。「Good」の代わりに「Great」や「wonderful」など置き換える事もできます。

・I heard your business is doing well. Keep it up.(ビジネスが上手くいっているらしいね。その調子で頑張ってください!)
・That was an excellent presentation. Keep up the great work.(素晴らしいプレゼンでした。その調子で頑張ってください!)

2) Hang in there
→「諦めずに頑張って」

物事が思い通りにいっていなかったり、つらく厳しい状態におかれている人に対して「諦めるな!」や「もうちょっとの我慢だ!」を表す励ましの「頑張れ」です。
◎「Don’t give up(諦めるな)」も同じ意味で使えます。

・Hang in there! You’re almost at the finish line!(頑張れ!諦めるな。ゴールはもうすぐだ!)
・Hang in there. We’re almost done.(もうすぐ終わるので、最後まで頑張りましょう!)
・I know it’s tough but hang in there. It’ll get better.(辛いのは分かっているが、もうちょっとの我慢だ!頑張れ、きっとうまくいくよ!)

3) You can do it
→「あなたなら絶対できます」

この表現は上の“状況1”でもでてきましたが、既に物事を始めた人にも同様に使えます。困難に立ち向かっている人が弱音を吐いたり、自分に自信をなくしているときに「あなたなら絶対にできます。頑張ってください」と励ましの「頑張れ」になります。
◎「It」の代わりに「This」も使われることがあります。
◎「You can do it」の前に「I know」や「I’m sure」を加える事も一般的です。

・Don’t give up. You can do it!(諦めないでください。あなたなら絶対にできます!)
・You can do this. I believe in you.(頑張ってください!あなたを信じています。)
・Just hang in there. I know you can do it.(諦めずに頑張ってください!あなたなら絶対にできます。)

状況3:スポーツの応援で「頑張れ!」

1) Go _____.
→「◯◯頑張れ!」

チームや選手を応援している時に言う[◯◯チーム頑張れ!」「◯◯選手頑張れ!」の時に「Go」を使いましょう。
◎「Let’s go _____」も同じ意味合いで使われます。
◎「Come on _____」もチームや選手に対して「頑張れ」をしますが、相手にもうちょっと頑張って欲しい時に「何やっているんだ。しっかりしろ!」というニュアンスで使われることが多いです。

・Go Lakers!(レーカーズ頑張れ!)
・Let’s go Ichiro!(イチロー頑張れ!)
・Come on Dodgers! Let’s go.(ドジャーズしっかりしろ!頑張れ!)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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