超B級!! だから面白い?
「Phantasm」シリーズ(10月4日公開)

文/はせがわいずみ(Text by Izumi Hasegawa)

© 2016 Silver Sphere Corporation

© 2016 Silver Sphere Corporation

1979年の映画「Phantasm」は、B級臭漂うSFホラー。カルト的人気を得て続編が製作され、シリーズ5作目となる「Phantasm: Ravager」が10月7日に公開された。また、オリジナルの4K版も同日に封切られた。劇中に登場する空飛ぶ銀の球体は、オリジナルでは釣り糸に吊した模型というのがありありと分かるものの、そこはご愛敬。しかし、この球体は、作品を重ねる毎にグレードアップし、新作ではCGで作ったと思われる巨大球体まで登場する。

全編を通して、ストーリーの流れを無視した展開を強引に進めていくために、先が読めずに気になり、チープな映像に呆れながらもついつい観続けてしまう。劇中流れるテーマ曲も一度聴いたら耳から離れない名メロディーだ。

シリーズを通して、主人公の一人マイケルに扮するのは、A・マイケル・ボールドウィン。実は彼は、監督のドン・コスカレリと1976年の映画「Kenny & Company」でタッグを組んでおり、同映画は日本で大ヒットした。マイケルとドンは来日した時のことをしっかり覚えていて、「東京だけでなく、宮崎や大阪にも行った。女の子が僕らのことを追いかけていたよ」とマイケルが言うと、「読売新聞の取材で、王貞治と会見したんだ。とても興奮したよ」とドンが教えてくれた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

はせがわいずみ (Izumi Hasegawa)

はせがわいずみ (Izumi Hasegawa)

ライタープロフィール

島根県松江市出身。映画ジャーナリスト・神主。NHKなどのアナウンサーを経て、映画・TV記者に。取材したセレブはのべ5000人以上。スターのインタビューや写真を全世界の媒体に配信する通信社Hollywood News Wire Inc. を経営 (一部をWhatsUpHollywood.comに掲載。動画インタビューはUTBでも放送中!!)。ハリウッドと日本の架け橋としてHollywood-PRを立ち上げ、PR・マーケティング、コンサルタントとしても活動中。
実家が神社(出世稲荷神社)なので神主の資格を持つ。島根県ふるさと親善大使「遣島使」。著書:TV『24』公式解説本『メイキング・オブ 24-TWENTY FOUR-』(竹書房)

この著者への感想・コメントはこちらから

Name / お名前*

Email*

Comment / 本文

この著者の最新の記事

関連記事

注目の記事

  1.  この原稿を書いている時点では、まだ発表されていない2016年のエミー賞。テレビ界のアカデミ...
  2. 自転車愛な町に ちょい乗りシステム 車に頼りすぎるアメリカでは珍しく、ポートランドは公共交通...
  3. ナチュラルにこだわる  私たちの仕事はアロマスペースデザインです。アロマで空間をデザイ...
  4. 2016年9月2日

    第165回 ポケモンGO
     今巷で大人気の、ポケモンGOというスマートフォン(以下スマホ)用ゲーム、私は正直それ程興味...
  5.  南カリフォルニアのパームスプリングスが一番にぎわうのは、避寒客が殺到する冬だ。でも「...

デジタル版を読む

フロントライン最新号
ページ上部へ戻る