自分と重ねる? 「20th Century Women」(12月30日公開)

文/はせがわいずみ(Text by Izumi Hasegawa)

© A24

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 取り立てて大きな事件もなく普通の人々の生活を描く映画は退屈に感じてしまう筆者だが、本作は最後まで飽きなかった。

 タイトル通り、20世紀の女性たちが登場するのだが、それぞれがとても個性的だ。女手一つで息子ジェイミーを育てる主人公のドロシア、毎晩のようにジェイミーの部屋に押しかけてくるヒッピーな女子高校生ジュリー、ドロシアの家の間借り人でパンクな写真アーティストのアビーの3人は、それぞれ異なる人生のステージにいる女性たち。子育てや女性の存在意義、人生について、男の生き方について話す3人のセリフに頷く人も多いだろう。驚くべき事に、本作の監督・脚本は男性。75歳でゲイをカミングアウトした自身の父親がモデルの「Beginners」で、オスカーを賑わしたマイク・ミルズだ。本作では、自身の母親をネタ元にしているシーンもあると知り納得した。

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はせがわいずみ (Izumi Hasegawa)

はせがわいずみ (Izumi Hasegawa)

ライタープロフィール

島根県松江市出身。映画ジャーナリスト・神主。NHKなどのアナウンサーを経て、映画・TV記者に。取材したセレブはのべ5000人以上。スターのインタビューや写真を全世界の媒体に配信する通信社Hollywood News Wire Inc. を経営 (一部をWhatsUpHollywood.comに掲載。動画インタビューはUTBでも放送中!!)。ハリウッドと日本の架け橋としてHollywood-PRを立ち上げ、PR・マーケティング、コンサルタントとしても活動中。
実家が神社(出世稲荷神社)なので神主の資格を持つ。島根県ふるさと親善大使「遣島使」。著書:TV『24』公式解説本『メイキング・オブ 24-TWENTY FOUR-』(竹書房)

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