日本の食
自然志向最前線

自然食の新トレンドとなるか?
オーガニックのライスパテ
Rice Patties

ライスパテの商品名はRiceversa

ライスパテの商品名はRiceversa

 グルテンフリー、オーガニック、Non GMOと健康志向の市場に向けて、様々な認証を獲得し、満を持してアメリカに新登場したのがShinmei USAのライスパテだ。パテの間に肉や野菜を挟めばライスバーガーの出来上がり。日本人にはライスバーガーと言えばおなじみだが、アメリカではまだ一般的ではない。ところが、最近、北カリフォルニア発祥の台湾系のレストランチェーンで、ライスバーガーの人気に火がついた。以前は店内に設置した機械で作っていたライスバーガー用のパテだが、今はカリフォルニア州サクラメントの工場で生産されているShinmei USA社製のパテが使用されている。

 一般市場向けにも販売してほぼ1年になると言う同社CEOの藤尾益造さんは、手応えを次のように語る。「まだまだライスバーガーの認知度は低いと実感したのが正直な感想です。米の生産者に聞いても『それは米をパンで挟んだものか?』と言われてしまったほどでした。また、米はアメリカではベジタブルの1種として受け入れられているのだということがわかったので、今後はベーシックなブラウンライスだけでなく、自由な発想でキヌアの割合(現在はブラウンライス8に対してキヌア2)を増やしたり、またケールなどの野菜や豆類を混ぜたりしてみようと計画中です。2017年は商品開発に力を入れて、さらに消費者の求めるラインアップを整えていこうと考えています」

shinmei-48

 一方でライスバーガーは着実に認知度を上げつつある。「テスト的に大学のカフェテリアに置いてもらったところ、学生には大人気です。若者には固定観念が少ないからかもしれません。最近は寿司や味噌汁を出すカフェテリアも珍しくないので、ライスバーガーにとっても参入のチャンスだと捉えています」と藤尾さん。前出のレストランチェーンの主要顧客も若い世代だ。さらに最近はおにぎりもアメリカで広く受け入れられるようになっていることもあり、「ご飯が認められている」のだと、同社ではライスパテの将来性に期待をかけている。

 ではどうやって広めていくのか? 前出のようにさらなる商品開発を行い、また店頭での試食デモにも積極的に取り組んでいく意向だ。「ライスパテのサイズが大きいので、それを小さく切って、ハマスやアボカドのディップにつけて試食していただく方法を考えています。それらのディップにライスパテは非常に合います。お米から出来ているからと言って、和風にこだわるつもりはありません。ナイフとフォークで食べていただくライスバーガーに仕上げてもいいですし、ライスパテを多様なスタイルに調理していただきたいですね」

 ライスバーガーが新たなアメリカでの自然食トレンドを作り出していくか、今後に目が離せない。

藤尾益造さん

藤尾益造さん

Shinmei U.S.A. Corporation
www.riceversa.com/

1 2 3 4

5

6

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

関連記事

注目の記事

  1. Day 1 ︱ 6 December 2012 記録時間1930hrs 緯...
  2. To Gettysburgゲティスバーグへ  ペンシルベニアの東南端から、メリー...
  3. Part1 北米・ヨーロッパの名産を日本へ Nishimoto World Gift 詳細...
  4.  今年も8月に開催された『 ジャパン・ワイン・チャレンジ(JWC)』に招待され、審査員を務め...
  5.  トーランス市役所の北東に、ウェアハウスを兼ねたオフィススペースが並ぶ一画がある。ちょっとハ...

デジタル版を読む

フロントライン最新号
ページ上部へ戻る