「世界の起業家や投資家が繋がるプラットフォームに」STARTUP WORLD CUP仕掛け人のアニス・ウッザマン氏にインタビュー


世界最大級のグローバルスタートアップコンテスト「STARTUP WORLD CUP」が3月23日〜24日にサンフランシスコで開催される。主催は米シリコンバレーに本社を構えるFenox Venture Capital。
世界13カ国16地域の各予選を勝ち抜いたファイナリストが優勝賞金1億円をかけて競う。またイベントではStartup World Cupの仕掛け人であるアニス・ウッザマン氏(Fenox Venture Capital共同代表パートナー兼CEO)とスティーブ・ウォズニアック氏(Apple社共同創業者)のトークセッションが行われる他、ベンチャーキャピタルや大企業幹部が数百名規模で参加するネットワーキングパーティーなどが開催される。

アニス・ウッザマン氏にSTARTUP WORLD CUP開催についてインタビューを行った。

STARTUP WORLD CUPを開催するに至った経緯は?

Fenox Venture Capitalはグローバルに投資活動を行なっており、世界中の多くのスタートアップと接触していますが、多くのスタートアップがアメリカに憧れを持っているが、どうアクセスすれば良いか分からない、グローバルでの資金調達の仕方も分からないという課題を持っています。一方で、アメリカの企業は世界の人口の2/3以上を占めるアジアマーケットにどうアクセスすれば分からないという課題を持っています。
そこで我々は世界の起業家や投資家が国境を超えて繋がることが出来るプラットフォームを作りたいと思い、今回Startup World Cupを開催する運びとなりました。
今回は13カ国16都市が参加していますが、これは全ての大陸をカバーしています。各地の激しい予選を通過したファイナリスト達がチャンピオンを目指す、とてもエキサイティングなイベントです。
優勝賞金100万ドルは魅力的ですが、それ以上にこのイベントを通して世界的なベンチャーキャピタルやグローバル企業の幹部と接触し、投資やパートナーシップなど大きなチャンスに繋がる可能性があるメリットがあります。

各国の予選を通じて感じたことは?

開催した各国で人口・文化・ITトレンド・技術レベルなどが異なりましたし、参加したスタートアップもそれぞれ特徴がありました。
アフリカやインドネシアはイーコマース関連のスタートアップが多く、インターネットで経済を盛り上げようと各国政府も積極的にサポートを行っており、勢いは先進国以上のものを感じます。
中国についてもここ数年でスタートアップを取り巻く環境は大きく変わりました。エレクトロニクス、バイオ、ドローンなど技術系のスタートアップが急増しています。また中国には北京、上海、深セン、成都などスタートアップが集まる大都市が複数あり、それぞれの都市間でも激しく競争をしているのが特徴です。
中国政府もイノベーションで国家の成長を実現すべく、スタートアップ企業を強力にバックアップしています。
成都で行われたSTARTUP WORLD CUPの予選についても中国政府の支援は非常に大きく、予選としての規模や予算は他国での予選に比べると圧倒的でした。

どのようなスタートアップが決勝に進出していますか?

グランドフィナーレに出場するスタートアップは16社ですが、Webサービスやハードウェアまで分野は様々です。
各社とも既に企業として十分な実績(プロダクト、ユーザー数、レベニュー)があり、またユニークなビジネスモデルを展開しています。
昨年9月に行われた東京予選も大激戦でした。100社近くの応募から最終予選に残った10社も各分野のトップを走るベンチャーばかり。その中で優勝したユニファは非常にユニークなビジネスモデルを展開しています。世界中の強豪が集まるグランドフィナーレですが、日本代表が優勝する可能性は十分あると思います。

グランドフィナーレの見どころは?

グランドフィナーレには2,000名以上の参加者を見込んでおり、各国から応援団が来訪します。
Apple社スティーブ・ジョブズ氏の共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏との特別対談が決定致しました。
日本からは予選で審査員を担当された堀江貴文さんが日本代表の応援に来られる予定です。
また、ベンチャーキャピタル関係者は約200名、各国の大企業関係者は約300名、世界中のスタートアップ企業約500社が参加されます。
ファイナル前夜にはネットワーキングパーティーも開催予定ですので、オープンイノベーションを求める日本の大手企業の方々やスタートアップ関係者、起業を目指す方々にも絶好のコミュニケーションの場として活用いただければと思います。

少し気が早いですが、第2回の開催予定は?

お陰様で今回のイベントには非常に大きな反響を頂いており、来年は複数のグローバル都市から予選を開催して欲しいというラブコールも頂いております。今回のイベントを無事成功させ、第2回は是非もっと参加国を広げて開催したいです。
サッカーのW杯は16カ国でスタートし、32カ国、64カ国と成長しました。Startup World Cupも世界的なイベントに成長させたいです。

各代表の中でFenox VCとして投資したいと思うスタートアップはいますか?

各国の激しい予選を勝ち抜いた企業だけあって、どのスタートアップにも非常に魅力を感じています。大会が終わるまでは中立な立場ですので、イベント終了後に投資先の検討を進めたいと思いますが、お目当の企業が優勝してしまうと投資も激戦になる可能性がありますね(笑)

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