第1回 「1世紀に1度の皆既日食」
ケンタッキー州

文&写真/小野アムスデン道子(Text and photos by Michiko Ono Amsden)

ボートが浮かぶケンタッキー湖を照らす太陽。これが皆既日食に。
Photo © Michiko Ono Amsden

皆既日食のベスト観測ポイント

アメリカにいてお休みの旅先を検討するのに、なかなか他州にまで目が向かないのではないだろうか? 広いアメリカ、こんなところがあったのかという旅先を、アウトドアスポットを中心に紹介していく本シリーズ。第1回は、ほぼ1世紀ぶりに北米を横断する皆既日食で、最大食を見ることができるホプキンスビルのあるケンタッキー州西部をとり上げる。

日食は、太陽が月で隠れて欠けたり見えなくなったりする現象だが、その中でも皆既日食は太陽全体が隠される。2017年8月21日、この皆既日食がオレゴン州からサウスカロライナまで北米を横断していく。ケッタッキー州西部のホプキンスビルは太陽が最も欠けた状態で見られる(1:24:39PM中部夏時間)ということで、町が盛り上がっている。近くにある人工湖ケンタッキー湖もこのエリアに入る。全米のトーナメントも開催されるバス釣りで有名な湖は、ケンタッキー・ダム・ビレッジ州立公園内にあって、設備の整ったマリーナやレストランの入った宿泊施設もある。釣りがてら湖上から日食を見られるかも。

手綱の使い方を習ったら、すぐ自然の中の外乗へ。
Photo © Michiko Ono Amsden

ケンタッキーと言えば馬にバーボン

140年の歴史を誇るアメリカで最も有名な競馬、ケンタッキーダービー(こちらは毎年5月の第1土曜にルイビルで開催)があり、競走馬の育成でも有名なケンタッキー州。ちょっと馬に乗りたいと思えば乗馬を出来る場所も多々あって、湖から車で30分ほど走ればラングラー・ホース・トレイルという乗馬用トレイルも。さすがケンタッキー、45分の外乗が18ドルと格安だ。

そして、ケッタッキー州に来たら立ち寄りたいのがバーボンウィスキーの蒸留所。

ホプキンスビルの周辺に数多い個性あるブティック・ディストラリーの一つ、MBローランド・ディストラリーは、アーミッシュの農場を改装して2009年からスモーク・コーン、大麦、ライ麦を使ってバーボンとウィスキーを造る。バーボンと名乗るには、1964年にアメリカ連邦会議で決まった「原料の51%以上がコーン」「樽熟成が2年以上」などの細かい定義を守っていないといけない。そしてもちろんアメリカ合衆国で造られていること!そんな話を聞きながら、自然豊かなケッタッキーでのバーボンウィスキー蒸留所巡りもまた楽しい。

樽で熟成中のバーボンをちょっと試飲。
Photo © Michiko Ono Amsden


■ ケンタッキー・ダム・ビレッジ州立公園

http://parks.ky.gov/parks/resortparks/ky-dam-village/

■ ラングラー・ホース・トレイルでの乗馬

Rocking U Riding Stables at Wranglers Campground
TEL 270-942-2211

■ MBローランド・ディストラリー

http://mbroland.com*ホプキンスビル
テネシー州ナッシュビル国際空港から約107km

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小野アムスデン道子 (Michiko Ono Amsden)

小野アムスデン道子 (Michiko Ono Amsden)

ライタープロフィール

世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ。旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、翻訳多数。日本旅行作家協会会員。

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