無視できないっ!ミレニアルズの流行語

現在のアメリカの全人口(約3億人)の約4分の1は、1980年代〜1990年代に生まれた「ジェネレーションY」または「ミレニアルズ」と呼ばれれる若者世代が占めていると言われています。そこで今回は、そんな若者たちが日常会話で頻繁に使っている流行り言葉をご紹介いたします。まだ辞書にも定義されていない新しい表現もあるので要チェック!


1) Hangry
→「お腹が空き過ぎてイライラする」

“Hungry(お腹が空く)”と“Angry(イライラする))”を合体させた造語です。あまりにもお腹が空き過ぎてイライラしている状態を表しますが、本気でイライラしているというよりは、冗談で空腹であることを大げさに言う意味合いとして一般的に使われます。「I’m really hungry」や「I’m starving」の代わりに使える表現です。

A: I’m almost ready. I just need to do my hair real quick.(もうすぐ準備ができるから。あとは髪をセットするだけ。)
B: Hurry up! I haven’t eaten anything all day. I’m so hangry!(早くしてよ!今日は一日中何も食べていないんだから。お腹が空き過ぎてイライラしてきた〜。)

2) YAAAS!
→「わ〜い! / やった〜! / もちろん!」

“YAAAS”は“Yes”と同じ意味ですが、喜びや嬉しさの感情を強調して表す言い方としてフェイスブックやインスタなどのSMSの世界で広まった表現です。主に若者の間で使われるネット用語ですが、ふざけて日常会話で使われることもしばしばあります。例えば、「Let’s go to Disneyland this weekend.(今週末、ディズニーランドに行こう)」の誘いに対し、「YAAAS!」と返事をすることで日本語の「やった〜!」や「もちろん!」を意味し、ディズニーランドへ行くことを本当に楽しみにしている気持ちを表すことになります。

✔ 綴りは「Yaaas!」、「YAASSS!」、「YAAAAASS!!」のように色々あり、正しいスペルはない。その人の感情次第。

A: Do you want to get ice cream after dinner?(食後にアイスクリームを食べに行かない?)
B: YAAAS! I wanna (want to) go to Creamistry? I love their ice cream.(やった〜!もちろん!「Creamistry」に行きたいな!あそこのアイスクリーム大好きなの!)

3) YOLO
→「人生は1度きり」

“YOLO”は「You Only Live Once」の略語で「人生は一度きり」を意味します。ヒップホップ界では有名なラッパー「Drake」が流行らせた表現です。何か新しい事にチャレンジをするときや、リスキーで過激な事にチャレンジする状況で「人生は1回だけだから、将来のことを心配せず今を思いっきり生きて人生を楽しまないと!」といった意味を込めたメッセージとして用いられます。

✔ SMSでは“YOLO”と略して表すの一般的ですが、日常会話では「You only live once」と略さず言うことも多い。

A: You’re going to quit your job and travel the world for a few years!?(仕事を辞めて、数年間、世界旅行するって?)
B: Yup! It’s something that I’ve always wanted to do. YOLO!(せやで!昔からずっとやってみたかってん。人生は1度きりやしね!)

4) FOMO
→「楽しいことを逃すことへの不安」

“FOMO”は「Fear of missing out(チャンスを逃すことへの恐怖心)」の略語で、一般的に「楽しい出来事を逃してしまうかもしれない」といった不安な気持ち示す場合に用いられます。仲の良い友達みんなが行くパーティーや飲み会に自分だけ参加できずに「みんながいる場に私だけいない・・・何か楽しいチャンスを逃しちゃうんじゃないかな・・・」のような不安な気持ちを指します。また、フェイスブックなどで友達がイベントの写真をアップし、「え、なんで私だけ誘われなかったの?」のように、周りから取り残された失望感を示す場合にも使われます。

A: All my friends are going to Las Vegas this week. They’re going to have so much fun. Maybe I should just blow off my job interview and go with them.(今週、友達がみんなラスベガスに行くんだよね。めっちゃ楽しいんだろうな。仕事の面接をすっぽかして一緒に行こうかな。)
B: What are you talking about? You have a bad case of FOMO. I’m sure you guys will go to Vegas again. You better go to your interview!(何言ってんの?本当あなたはひどいFOMO症だね。またいつか、みんなでベガスに行く機会はあるだろうし、ちゃんと面接に行きなよ!)

5) Bae
→「ベイビー」

“Bae”は「Before anyone else(誰より先に)」の略語で、主に若者が彼氏や彼女を呼びかける時に“baby”の代わりに使うになった流行語です。例えば、「I love you Bae」と言うと「誰よりも先に君のことを愛している」といったニュアンスになります。使い方は“baby”と“babe”と同じです。

A: I love you Bae!(愛しているよ、ベイビー!)
B: Eww! Don’t ever call me Bae again. You’re too old to use that.(きもっ!もう二度と私を「Bae」なんて呼ばんといてや。自分、そんなこと言う年齢ちゃうやろ。)

6) Cray
→「やばいね!すごいね!」

状況によって若干意味は異なりますが、基本的に意味と使い方は“Crazy”と全く同じで、「やばいね」や「すごいね」、「信じられない」や「あり得ない」などの意味として若者の間で用いられています。「This party is about to get cray cray!(かなりやばいパーティーになりそう!)」のように、より強調した言い方として「Cray cray」と2回続けて言うこともあります。

✔ 一般的に女性が使うスラング。

A: Oh my god! Did you just down that whole bottle of shochu? You’re so cray!(え!あの焼酎のボトルを一気飲みしたの?ありえない!)
B: Yup! It’s party time! YOLO!(うん!パーティーだからね!1度っきりの人生を楽しまなきゃ!)

7) Bromance
→「男同士の親密な友情」

“Bromance”は“Brother(兄弟)”と“Romance(ロマンス)”を合体させた造語で口語的な表現になります。性的関係が一切ないものの、男同士が頻繁にハグをしたり、2人ですごく楽しそうに会話をするなど、周りから見るとちょっと気持ち悪いと思うほどの男同士の親密な友情関係を指します。「兄弟のように仲が良い」と解釈するといいでしょう。

✔ 男同士の友情のみ。女同士の関係では使えない。

A: I seriously love you man! You’re the best!(お前は本当にいい奴だな!最高だ!)
B: It looks like you two really got a bromance going on. You guys need some time alone?(自分らほんま仲ええなー。しばらく2人っきりで過ごしたらどうや?[※冗談])

8) Man-crush
→「男性が他の男性に対する憧れの気持ち」

誰かに一目惚れしたり片思いすることを意味する“Have a crush”がルーツとなった表現です。男性が他の男性に憧れや敬愛の気持ちを抱くことを表し、“Bromance”同様、性的な感情は全くありません。一般的にプロスポーツ選手や俳優、歌手などへの憧れの感情に対して用いられますが、有名人だけと言うわけではありません。

✔ 最近では、女性が他の女性に対する憧れの気持ちを「Woman-crush」と言われるようにもなった。
✔ 月曜日は「#MCM(Man Crush Monday)」、水曜日は「#WCW(Woman crush Wednesday)」とハッシュタッグを使って憧れの男性や女性の写真を投稿するのがSMS上で流行っている。

A: I’m not gonna (going to) lie. I’ve got a man-crush on George Clooney. That dude looks amazing for his age!(ぶっちゃけ、俺はジョージ・クルーニーに憧れているね。あの年齢にして、あの格好良さは最高だよ!)
B: If you want to look like him, you better start hitting the gym and cutting down on your beers.(彼みたいになりたいんだったら、ジムに通ってビールの量も減らさなきゃね。)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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