アメリカン航空で飛び、
OnlyOneTravelで巡る
今、キューバが熱い!

Text and Photos by Saori Yoshida

DAY 7
最終日、キューバを振り返る

ガイドのともこさんと、運転手のフランコ。
びっくりする程英語が通じないキューバでは、
日本語でのガイドと通訳は非常に心強かった

 社会主義のキューバは、 米はこれ、洗剤はこれ、制服はこれと、全て政府が決めた1品種1種類のものしか存在しない。メディアは国営放送の4チャンネルと国営新聞『グランマ』のみ。自由は少ない。しかし、限られた配給の中で食事を楽しみ、ネットはなくとも楽器で音楽を奏でて朝まで踊り、歌って笑う。 シンプルな生活の中で楽しみを見つけ、家族と共に過ごす時間を何よりも大切にしている人々の暮らしはとても幸せそうで、国の発展とは何なのかと疑問を投げかけられた。
 しかし、 若者はwifiを求め公園に群がって携帯に夢中になり、街中ではアメリカのヒットミュージックが聞こえてくる。これまで閉ざされていた重い扉が開かれ、次世代のパワーが沸々と湧き上がっているのも確かに実感した。この国は変わる。私はそう思う。スマホを置いて、ネットを切って。目を合わせ、音楽を感じ、手と手を繋いで踊る。どの生活が良いかなど、誰にも決められない。だが、来て感じて人々と交わってみないと分からないことが山程あった。現代の生活にあり過ぎるものを教えてくれて、自分の欲深さを思い知らせてくれる、魅惑の異国キューバ。「今」行くべき国だ、間違いなく。

1 2 3 4 5 6

7

8

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る