ネイティブの日常会話での「Grab」の使われ方
- 2017年5月2日
日本の方にはちょっと以外かもしれませんが、”Grab”はネイティブの日常会話で頻繁に使われる単語です。辞書を引くと「掴む」となっていますが、実際の会話では幅広い使われ方をします。”Grab”を口語的な表現として上手に使いこなせば、よりネイティブっぽくナチュラルな表現ができます。
1) Grab something
→「(何か)を取る」
✔ 日常会話では “Get” の代わりに “Grab” が使われることがよくあります。例えば、友達に「テーブルの上にある携帯を取ってくれますか?」を “Can you grab my cell on the table?” と表すと、とてもナチュラルになります。
・Do you want me to grab that for you?(あれ取ってあげましょうか?)
・Can you grab the salad out of the fridge?(冷蔵庫からサラダを取り出してくれますか?)
2) (Go and) Grab someone
→「(誰か)を呼ぶ/連れて来る」
“Grab” は “Call” に置き換えて使う事もでき、誰かを「呼ぶ」や「連れて来る」といった意味としても使えます。この場合の “Call” は電話をかけて相手を呼ぶのではなく、周辺にいる人に声をかけて呼ぶニュアンスになります。例えば、部長が部下に「山田さんを呼んできてくれ」と言う場合は “Can you grab Mr. Yamada?” になります。その他、「人の注目を引く」という意味でも使われます。
✔ 会話では誰かを呼ぶことを “Go grab someone” のように、”grab” の前に “Go” を加えるのが一般的です。正しく言えば、”Go and grab” ですが会話では “and” を省いて表現することが多いです。
・I’ll go and grab her right now.(只今、彼女を呼びに行きます)
・His halloween costume grabbed everyone’s attention.(彼のハロウィーン衣装はみんなの注目を引きました)
3) Grab food/drinks
→「食事をする/飲みに行く」
会話のなかで食事や飲みに誘う時に頻繁に使われる定番フレーズの1つに “Let’s grab _____”があります。食事に誘う場合は “food” の代わりに具体的に “breakfast / lunch / dinner” を使いましょう。飲みに行くときは “drinks” だけで通じます。
✔ 「ランチ食べに行きましょう」 → ”Let’s grab lunch.”
✔ 「飲みに行きましょう」 → ”Let’s grab some drinks.”
✔ 軽い食事または食事を早く済ませることを “Grab a bite” と表します。
・Do you want to grab some drinks tonight?(今夜、飲みに行きませんか?)
・I’m going to go grab a bite. I’ll be right back.(軽い食事をしてきます。すぐに戻ってきます)
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