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面接の心得
INTERVIEW

 無事に書類選考を通過したら次は面接だ。「面接の際には『自分はどのような人物なのか』『なぜこの会社なのか』という、ふたつの質問の回答がその企業を受験する人の中で際立っている場合、就職へのチャンスはグッと近づくと思います。職務経験者の場合はまずはこれまでの経験の内容、スキル、知識などが企業のニーズとどれだけ合うかが鍵になります。自分が持つ経験をもとに、どれだけその企業に貢献できるかをアピールすることが、採用への近道です」(DISCOの秋本氏)

 さらにTWIのワインバーグさんは次のようにアドバイスする。「質問に対してきちんと答える、このような基本的なことが実は意外にできていないことが多いようです。質問の意味が分からなければ聞き返しても構いません。確実に先方の質問内容に沿った返答をするようにしてください。また、最近のアプリカントの方で多いのが、面接中であっても携帯の電源をオフにしないケースです。面接担当者の大切な時間を頂いている間は、電源はオフにして携帯をしまっておくのがマナーです。このような常識以前ともいえることが守れずに、心証を悪くするケースが少なくないのが実態です」

 そして、面接の場では、給与やベネフィットなど求職者自身が求める条件に固執する人は少なくない。しかし、TWIのワインバーグさんは企業に求めることを面接で訴えるのではなく、自分が企業に対して何ができるかを語るべきだと強調する。

 「その会社の中で自分が出世できる機会があるかどうかを見極めるよりも、自分で開拓して機会を作り出すといった考え方をした方がいいでしょう。面接の時には『自分にはこういうアイデアがある。それをやらせてくれるかどうか』を聞くことをお勧めします。そうすることで積極的な姿勢をアピールすることにもつながります」

転職者へのアドバイス
advice for career changers

 市民権やグリーンカードなどの米国就労許可を保持している人々の転職の状況はどうだろうか?
 
 「ニューヨークやグレーターロサンゼルスの地域では、新規オーダーは稀で、前任者退職による補充採用が中心となっています。それに対して 南東部、中西部、テキサス州においては新規採用が豊富です。最近の例として、年収8万ドルのIT 技術者が家族とともに、ニューヨークからダラスへ転職するのをお手伝いしました。一戸建ての家を購入し、通勤時間も30分。NY時代と同じ給与で家族が理想とする環境を手に入れられました」(インテレッセの藤原氏)

 続いて藤原氏は、「常に変化の連続である国、アメリカ」で働く以上、私たちもまた発想の転換をすべきだと語る。

 「当社の拠点があるハワイ州では、現地の物価に対して収入は少なく、なおかつ、技能向上の機会も少ないため、南東部、中西部、テキサス州でチャレンジする転職希望者が増加しています。同じ場所に長くいると世界が見えなくなっていきます。日本では東京にすべてが集中する傾向が続きますが、アメリカは地方分散化がより一層進んでいくでしょう。アメリカで生活する以上、今一度、自分自身と現実を見つめ直し、新しい価値観、生活、仕事などのQuality of Lifeを追求し、創造することも必要であると痛感します」

 働く情熱を企業に強くアピールしながらも、姿勢はあくまでフレキシブルに。それが2017年、米国就職戦線を生き抜くために必要なことだといえそうだ。

思い切って転居することで新しい環境が開けるかも(写真はテキサス州のスタジアム)

取材協力

DISCO International,Inc.
www.discointer.com/ja/
(212)382-0025

Interesse International, Inc.
www.iiicareer.com
(212)391-9111

Teruko Weinberg, Inc.
www.twinc.com
(310)787-7475

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