アメリカで話題沸騰
日本発のお菓子・デザート

Popin’ Cookin’,動画サイトで認知度拡大 プロセスを楽しめる知育菓子,Kracie Foods

カラフルで楽しいイメージのパッケージ

一般的にアメリカでは“DIY Candy for Kids”と呼称されているのが、日本発の知育菓子、クラシエフーズの「ポッピンクッキン」。子どもが自分で作りながら、完成までのプロセスを楽しめる商品として日本では大ヒット。さらにYou tubeでポッピンクッキンの作成過程をアップする日本国外の映像から、世界でも人気に火がついた。For Kidsといいながらも、実際はティーンエイジャーや大人にもファンは多い。

クラシエフーズ、営業推進室海外推進グループの東田守さんは同商品の人気の要因を、「作るたびに毎回出来上がったものが違ったり、また、自分自身でカスタマイズできたりすることは、お子さんのみならず大人の方でも楽しめる手作りならではの面白さだと思います」と語る。

 そんなポッピンクッキンが正式に北米に上陸したのは2017年の初頭。パッケージのデザインは日本の物と基本的にコンセプトは変えていない。ポイントは裏面の作り方の説明。「アメリカの消費者は知らないものには手が出ないという傾向があります。そこで、パッケージの言語をすべて英語に変え、裏面の作り方も詳しい英語に翻訳してあります。さらに英語以外の言語を母国語とする方たちのために、裏面のQRコードを携帯電話などでスキャンしていただくと、8カ国語の言語で作り方をご覧いただけます」と東田さん。

万全の体制での北米進出となった同商品は、発売直後から大きな反響を呼び、供給が需要に追いついていない状況だ。現在は「おすしやさん」「ドーナツ」「ケーキやさん」の3商品のみの北米での品揃えを、今後はさらに広げていく計画も進行中だ。

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