アメリカで話題沸騰
日本発のお菓子・デザート

Shrimp Chips,Calbeeブランドに統一感 ゆずフレーバーも新登場,Calbee North America

ブランドとしてのCalbeeを押し出す戦略

日本では“やめられない、とまらない!”で知られるカルビーの「かっぱえびせん」。アメリカでは30年ほど前から「Shrimp Chips」の名前で販売されている。

「以前、 フランス人のシェフの友人が『これ美味しいんだ』と、冷凍庫に保管していたShrimp Chips にスリラッチャソースをかけて食べさせてくれたことがありました。国や文化によって食べ方や感覚がまったく違いますね」と語ったのは、Calbee North Americaのプレジデント・COOの坂田未央さん。

販売強化のため、3年ほど前にはパッケージのリニューアルを行った。

「アメリカでは昔からピンクのポルカドットのデザインなのですが、日本から来た方はやはり赤のパッケージに親しみがあるんですよね。今まで入っていなかった日本オリジナルのえびせんの文字ロゴを入れるなど昔からのイメージを残しつつ、モダンに仕上げました」

 実はこのリニューアルはカルビー全体の改革だった。「それまではSayaやPotatoChipsなどを完全に別の商品としてマーケティングをしていたのですが、どの商品もCalbeeの商品であることを前面に打ち出し、コーポレートブランドとして販売していく“オール・カルビー・ ストラテジー”に方針転換をしました。それぞれ違うデザインなのですが、どこかで統一感をもたせ“Calbee”のロゴも目立つように配置しています」。

リニューアルに伴う手応えがあり、少しずつ売上も伸びてきているなか、今後について伺った。「若い年代の人も楽しめるようにと、最近アメリカでも流行になっている“ゆず”を使ったゆずブラックペッパーフレーバーを新たに発売しました。新しいフレーバーを出してエキサイトメントを足していきたいと思っています」。現在、同社では大きなプロジェクトが進行中だ。その全容が明かされる日を楽しみに待ちたい。

 

 

業界関係者に聞く日本のお菓子 in The U.S.
アメリカで今どんな日本のお菓子が売れているのか? また、日本ではよく食べていたのにアメリカで買えないのはなぜ? といった消費者としての素朴な疑問に、業界の表も裏も知る食品商社の関係者に匿名で答えていただいた。

Q.日本では一般的なのに、アメリカでは流通していない商品とは? その理由は?
A.2001年に日本で狂牛病が発生してから、牛、豚、鶏のエキスが入った商品が輸入できなくなりました。多くの日本のスナック菓子には、味にコクを出すために食肉のパウダーが入っているため、一部のラーメン同様にアメリカで流通していないのはご存知の通りです。

さらに卵もダメなので、プリンなど卵を使ったデザート類も日本からは入れられません。ただし、クッキーに含まれる卵は高温処理されているのでOKです。

Q.アメリカで日本のお菓子が人気の理由は?
A.まず味でしょうね。繊細な味は日本ならでは。さらに、次から次に工夫された新しい味が出ます。消費者を飽きさせることがありません。あとはパッケージ。見た目が消費者を惹きつけます。

Q.アメリカで今、人気の日本のお菓子とは?
A.抹茶系がアメリカ人を虜にしています。アメリカ人も寿司などの日本食に親しむようになっていて、抹茶も身近な存在になっているからでしょう。また、抹茶はチョコレートとの相性がいいんですね。

他に日本ならではの食玩も人気があります。食玩はキャンディやガムと玩具が一緒に入った商品です。子ども向けから大人向けまでバラエティ豊かで消費者の幅が広いのが特徴です。変わらぬ人気を保っているのはキャンディやグミですね。商品自体が高品質なだけでなく、パッケージ自体も綺麗です。

日本人にとってのレトロなお菓子、ライスキャンディ(ボタン飴)や笛ラムネ、うまい棒は意外にも白人が大人買いしていきます。日本人からしたら「懐かしい」と感じられる商品が今もアメリカでは大人気です。

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