NYからハワイまで
不動産購入&投資事情

San Francisco・Silicon Valley
IT企業への人口増加を背景に
ベイエリアは価格沸騰状態

●不動産の状況や今後の見込みは?

H2H Global Japan, LLC.
CEO
高橋初未さん
www.h2hglobaljapan.com

 一口にシリコンバレーといっても広く、その中で人気のエリアはサンノゼ、マウンテンビュー、パロアルトです。ポイントは学区の優秀なエリアで、特にマウンテンビューは不動産価格が上がり続けています。理由としてサンフランシスコやシリコンバレーにはIT企業を中心に常に仕事があり、人口が増え続けているという点が第一に挙げられます。

一方でシリコンバレーに通えるということもあり、サンフランシスコ市内の物件の人気も上がり続けています。実際にサンフランシスコの家賃は全米一高いといわれています。2016年の平均家賃が3620ドル。このデータは広さや地域によって上下はしますが、それでもこの金額を目安に考えないと市内には住めないということになります。この要因には、IT企業が市内にも拠点を持つようになったこと、車がなくても会社まで専用バスが用意されていること、UberやLyftが手軽に利用できることなどがあります。よって投資として、サンフランシスコ市内に物件を所有することも将来性が非常に高いといえます。

他にサンフランシスコにもシリコンバレーにも通える地域として人気が上がっているのがサンマテオ郡です。サンフランシスコ空港の南に位置し、学区の評価が高い所も多く、1年中気候も穏やかで冷房のない家が多く快適な住環境です。

●不動産購入時のアドバイスをお願いします。

気に入った物件があればまず買うことです。戦後70年のデータで、アメリカの不動産価格は平均4%ずつ上昇しています。なぜ不動産が上がるのかはセンサスを見れば分かります。アメリカの人口は16秒ごとに1人増えており、その人口が集中する地域が東海岸と西海岸です。それだけ需要に対して供給が追いついていない、つまり不動産価格は長期的に見れば上昇していくことになるのです。

• 物件参考価格 •

★ シリコンバレー
2ベッドルーム コンドミニアム $1,000,000〜
4ベッドルーム 一戸建て $1,500,000〜
1 2 3 4 5 6

7

8

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る