知られざるウユニ塩湖の魅力

鏡張りになったウユニ塩湖の美しい夕日

ボリビアのウユニ塩湖はここ数年、日本人の「死ぬ前に一度は訪れたい場所」として上位に選ばれている人気の観光地です。

雨季にあたる12〜3月が、鏡張りを見られる時期として人気。溜まった雨が鏡のように空や人物を反射し、まるで空に浮かんでいるかのような絶景を見ることができるといわれています。

このウユニ塩湖、実は欧米人には4〜11月の乾季の方が人気となっています。乾季には塩湖のほぼ真ん中あたりに位置するインカワシ島(別名サボテン島)や一面眩しいほどの真っ白な大地、そしてその白い大地によって起こる遠近感の錯覚を利用して楽しめるトリック写真撮影など、雨季とは違った魅力があります。

雨季の直後がベストタイミング

乾季のウユニ塩湖に広がる星空

雨季・乾季とそれぞれ違った魅力を持つウユニ塩湖の、本当のベストシーズンはいつなのでしょうか? ボリビア在住3年目に入った私のおすすめは、雨季終了後の4〜6月頃。雨季の雨で積もっていた砂埃が消え、再び乾燥した白い大地が現れ、なおかつ乾燥しきっていないので鏡張りを見るには十分な量の水が残っているこの時期こそ、雨季と乾季のウユニ塩湖の両方が味わえるベストシーズンだと思います。

また、雨季には曇りが多く見える確率の低い満点の星空も、この時期になると天気が落ち着くため見られる確率がグンと上がります。

今年は例年にない雨量だったため、もしかすると次の雨季まで鏡張りが見られる可能性もありますが、乾季の間に強風によって砂埃が飛ばされ塩湖が茶色くなってしまう前に訪れるのがいいでしょう。

周辺には隠れた秘境も

赤い湖:ラグーナ・コロラダ

またウユニには塩湖だけでなく、日本人にはまだよく知られていない隠れた秘境があります。ウユニからチリのアタカマ方面までの地域にある赤い湖や緑の湖、奇岩渓谷や間欠泉など、手付かずの大自然による絶景を、せっかくボリビアに来たのならぜひ見てほしいと思います。

舗装のされていない砂利道を走り、標高は最大約5000mまで達するため体力を要しますが、何もない砂漠道もボリビアの素朴な雰囲気を感じられます。途中リャマやビクーニャ、点々とある湖ではフラミンゴを見ることもできます。運が良ければ野生のキツネやアンデスウサギ「ビスカチャ」に遭遇することもあります。

緑の湖:ラグーナ・ベルデ

乾季にもっともメジャーとなるツアーは2泊3日でウユニ塩湖と周辺の景勝地を回るツアーで、現地では毎日バックパッカー向けの格安混載ツアーが開催されています。値段は安いですが、4WDの車両にドライバーを除いて7名の観光客が乗るため、舗装のない道をずっと走るにはかなり窮屈で辛く、ホテルも選択することができずとても簡素な宿に泊まらなければなりません。余裕があれば、断然プライベートの旅をおすすめします。また混載の場合は時間の関係上、塩湖で星空ツアーが行えません。プライベートの場合はやはり料金は上がりますが、車両は貸切でご希望のホテル・日程で観光が可能です。

奇岩渓谷:バジェ・デ・ラス・ロカス

間欠泉:ソル・デ・ラ・マニャーナ

ダリ砂漠:デシエルト・デ・ダリ

今回のご提案コース

<1日目>
午前中にウユニ到着。終日観光へ
・列車の墓場・コルチャニ村(塩の精製所や民芸品売り場)を観光し、ウユニ塩湖へ
・インカワシ島観光(頂上まで登ると塩湖が見渡せます。登って降りてくるまで約1時間)
・インカワシ島レストランにて昼食、またはピクニックランチ
・インカワシ島を出発し、地面が乾燥した場所にてトリック写真撮影
・夕日は水辺にて鏡張りを鑑賞しながら
(宿泊:Luna Salada)

<2日目>
・早朝に星空・朝日鑑賞
・一旦ホテルに戻り朝食、休憩
・サンクリストバル村、奇岩渓谷湖などを観光しながらビジャマル方面へ移動
(宿泊:Jardines de Malku Cueva)

<3日目>
ホテルを出発
・ラグーナ・コロラダや間欠泉を観光しながらチリとの国境近くまで移動
・ラグーナ・ベルデを鑑賞後、折り返してウユニへ
・夜または翌朝のフライトでラパスへ移動
時間に余裕があればもう1日ウユニ塩湖の観光も!

ウユニの旅情報

宿泊は「塩のホテル」へ
ウユニの観光イベントの一つともいえ、ウユニに来たら必ず泊まりたいのが塩のホテル。建物の壁や家具などの多くが塩で作られている、世界でも大変珍しいホテルです。

<塩湖のホテル>
Luna Salada
かわいらしい内装で、塩のホテルの中で唯一、小高い丘の上にあるので塩湖の景色がよく見られます。また、バーやプレイルーム、スパなどの設備も揃っているため、ツアーに参加せずに1日ゆっくりすることもできます。

Palacio de Sal
塩湖入り口付近にあり、塩のホテルのなかでもっとも老舗。高級感、清潔感があり人気です。Luna Saladaが「かわいい」印象なのに対し、こちらのPalacio de Salは「ラグジュアリー」という感じです。部屋数はあまり多くないため、予約はお早めに!

<ウユニ町のホテル>
Hotel de Sal Casa Andina
ウユニの町のほぼ中心あたりに位置する塩のホテル。建設から2年ほどでとても綺麗です。また、塩湖の入り口付近にある定番の塩のホテルよりも料金はお安くなっています。かなり予約が取りにくいので、ご希望の場合は早めにお部屋を確保されることをおすすめします。

Jardines de Uyuni
塩のホテルにはこだわらないけど、ある程度高級感のあるホテルに泊まりたい方に最適。ウユニの町にあるホテルでは1番ランクの高いホテルになります。お部屋は少し狭いですが、かわいらしい内装。併設のレストランも清潔感・高級感があります。

Le Petite Porte
フランス人のオーナーが個人で経営している合計6部屋ほどの小さな隠れ家的ホテル。ブティックホテルのような印象で、こちらも大変人気のため早めの予約が必要になります。

Hotel Las Tholas
中庭があり、お部屋も綺麗な、アットホームな印象のホテル。家族経営で温かみがあり、大変居心地のいいホテルです。朝食も種類が充実しています。

Hotel Jumari
低価格ですが清潔感は問題ありません。立地もウユニの中心部に位置しており、ホテルにはそこまでこだわらない方におすすめ。

Hotel Salcay
こちらはさらに低価格で、朝食も有無を選べます。料金の割にwifiのスピードやお湯の出は抜群ですが、シャワーを浴びると浴室全体がビチョビチョになります。バックパッカー向け。

ウユニまでの行き方
ウユニまではラパスを経由して飛行機で移動するのが一般的。ラパス〜ウユニ間はAmazonas航空とBoa航空が朝と夜に2往復ずつ運航しています(雨季のみAmazonas航空は昼便も運航)。飛行時間は約45分で、料金は空席状況などによって大幅に変動します。片道約$80〜150ほど。

また、経済的に旅行したい方は陸路での移動も可能です。ラパス〜ウユニ間の直行バスはすべて夜行となり、観光客に一番安心なのがTodo Turismo。片道270ボリビアーノとほかのローカルバスに比べて料金が高く、基本的には観光客しか利用しないため安心です。車内では夕食と軽い朝食(スナック)が出ます。

さらに経済的なのがTrans OmarやIllimaniなどのローカルバス。こちらは食事は出ませんが、片道100〜150ボリビアーノで移動が可能です。荷物さえ注意しておけば、広々したとシートで快適です。途中のトイレ休憩や道路状況によって変動しますが、所要時間は約10時間前後となります。

日本や北米からだと乗り継ぎも多く遠く感じるボリビアですが、時間をかける価値のある、見たこともない絶景があなたをお待ちしています!

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オンリーワントラベル・ONLY ONE TRAVEL

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ライタープロフィール

中南米ツアー専門旅行会社。「一生に一度。世界でただ一つ。お客様にとって”Only One”といえる旅を提供し、共有すること」を理念に、2012年設立。本社パナマと中南米6カ国に置かれた拠点から各国の魅力を最大限に活かしたツアー企画・展開を行う。

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