「Almost」と「Most」の違いと使い分け
- 2019年1月15日
AlmostとMostはどちらにも「ほとんど」という意味があるのはみなさんご存知だと思います。では、この2つの単語の使い分けはできますか?同じ「ほとんど」でもそれぞれ使い方が異なります。
1) Almost
→「もう少しで / もうすぐ」
Almostは「もう少しで」や「もうすぐで」を意味する“ほとんど”を表します。例えば、上司から仕事の進み具合を聞かれて、ほとんど終わっているが、まだもう少しかかりそうという場合、日本語では「だいたい終わりました」、「あと少しです」、「もうすぐ終わります」などと言いますが、これを英語では「I’m almost done.」と表現します。ちなみに「ほとんど」の意味として使う場合は、「I know almost everyone at the party(パーティーにいる人をほとんど知っている)」のように、“全て”ではないが極めて全てに近いというニュアンスで使います。
✔︎Almostは副詞なので、動詞と形容詞を修飾する。
・I almost missed the bus.(もう少しでバスに乗り遅れるところでした。)
・He is almost 30 years old.(彼はもうすぐ30歳です。)
・I can almost eat anything.(私はほとんど何でも食べられます。)
2) Most
→「大部分の / 大抵の」
Mostは「大部分」や「大抵」を意味する“ほとんど”を表します。例えば、会社で働いている大部分の人が日本人の場合は「Most people are Japanese」と表します。
✔︎Mostは形容詞で、複数名詞がフォローする。
✔︎文頭で使われることが多い。
✔︎MostとMost ofの違いについては、「Most」と「Most of」の違いをご覧ください。
・Most students study English.(ほとんどの学生は英語を勉強します。)
・Most of my friends are Japanese.(私の友達はほとんど日本人です。)
・He spends most of his money on clothes.(彼はお金のほとんどを洋服に使います。)
3) Almost all
→「大部分の / 大抵の」
Mostと同じ役割を果たす表現にAlmost allというフレーズがあります。Mostと同様「大部分」や「大抵」を意味する“ほとんど”になります。例えば、会社で働いている大部分の人がアメリカ人の場合は「Almost all people are American.」と表します。
✔︎Almost allの後は複数名詞がフォローする。
✔︎MostとAllmost allは置き換え可能。
・Almost all students study English.(ほとんどの生徒は英語を勉強します。)
・Almost all of my friends are Japanese.(私の友達はほとんど日本人です)
・He spends almost all of his money on clothes.(彼はお金のほとんどを洋服に使います。)
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