福田恵子 (Keiko Fukuda)

福田恵子 (Keiko Fukuda)

東京の情報出版社勤務を経て1992年渡米。同年より在米日本語雑誌の編集職を2003年まで務める。独立してフリーライターとなってからは、人物インタビュー、アメリカ事情を中心に日米の雑誌に寄稿。執筆業の他にもコーディネーション、翻訳、ローカライゼーション、市場調査、在米日系企業の広報のアウトソーシングなどを手掛けながら母親業にも奮闘中。モットーは入社式で女性取締役のスピーチにあった「ビジネスにマイペースは許されない」。慌ただしく東奔西走する日々を続け、気づけば業界経験30年。

福田恵子 (Keiko Fukuda)の記事一覧

    第67回 緊急事態と連絡先

     2月14日、日本に一時帰国中の友人がLINEで「フロリダ、大変なことになってるね」とメッセージを送ってきた。早速、ニュースをチェックすると、パークランドにある高校で銃乱射...

    映画界復帰のきっかけは
    G・オールドマンからのオファーだった

     3月4日、ハリウッドのドルビーシアターで開催された第90回アカデミー賞。今年は日本人のメイクアップ・アーティストの辻一弘さんが、メイク・ヘアスタイリング部門で受賞。辻さん...

    第66回 SATの前のPSAT

     SATといえば、大学のアプリケーション提出時にそのスコアが必要な全国統一テスト。その模試として10月に受けるのがPSATだ。SATと同様に英語と数学のテストで構成され、S...

    第65回 学校の環境とそこでの出会い

    2017年秋、南カリフォルニア日系商工会議所の前会頭だったキティ・サンキーさんが、長年の地元コミュニティと日米交流における貢献が認められ、日本政府より受勲した。日系3世であ...

    第64回 学費の心配

    ハイスクールに通う娘がいると分かると、すでに子どもを大学に進学させた知り合いに必ず言われることがある。「大学の学費はどうするの? 貯めているの? 奨学金をもらうの?」。それ...

    第63回 カウンセラーとの会話

    高校には生徒の大学進学の相談に乗り、アドバイスしてくれるカウンセラーという職員がいる。ニナの高校には数人のカウンセラーが在籍しており、AからGまではミスター・Xというように...

    第62回 STEM専攻と大学合否の決め手

     ニナが通う高校の講堂で、「STEMと大学進学」をテーマにした保護者向けの講演会が開催された。STEMとは最近よく耳にする言葉。サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスマテ...

    第61回 将来の仕事

    9月を迎え、ニナは高校のソフォモアになった。私がニナに期待する今年の目標は、ボランティア活動に取り組むことと、将来の希望の職業をそろそろイメージすることだ。一時期、彼女は日...

    第60回 夏休みの課題本

    「アメリカの学校は2カ月半も夏休みがあって、しかも宿題がないんでしょ?」と日本から来たばかりの人に聞かれることがある。夏休みの長さに関しては、ニナの学区では6月半ばから8月...

    第59回 9歳の壁と日本語幼稚園

     小学校では3年生から4年生、年齢にすると9歳くらいから急に学習内容が難しくなると言われる。俗に言う「9歳の壁」だ。言語にも同じく9歳の壁は存在していて、その年までに習得し...

    第58回 アメリカの家庭科?

     ニナは毎週木曜に高校から料理の写真をラインで送ってくる。ある時はコーンブレッドだったり、ある時はピザだったり、また別の時はチキンのアルフレードパスタだったりする。...

    チームのために何でもやる
    僕にはサッカーしかない

    サッカー選手・ラスベガスシティFC 田島翔 高校卒業後のFC琉球に始まり、サッカーをプレイするために日本国内外のクラブに所属してきた田島選手。今回のラスベガス・シティ入団の...

    第57回 日本生まれの子どもたち

    前々回、アメリカで生まれ育ったが、日本が好きで日本の学校に進学した長男ノアのことを書いた。今回は、その逆の話。日本に生まれ、親の事情でアメリカに移住した後、そのままアメリカ...

    日本文化の素晴らしさ
    日本人の心の在り方を伝えたい

     全米公開に先駆け、5月8日にハリウッドのエジプシャンシアターで開催された映画「たたら侍」のプレミア上映会。モントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞を受賞した同作はE...

    第56回 GPAと大学

    3月のある日の午後、自宅の電話が鳴った。ニナが通う高校からのいつもの録音メッセージだった。内容は校長からの「今日、1学期の成績に関するeメールを一斉送信した。その中には我が...

    第55回 日本の学生生活

     2月の2週間、日本に一時帰国した。目的は長男ノアが日本で通う学校の保護者向け就職説明会に参加することだった。彼は私の実家がある市の専門学校でビジュアルアートを学んでいる。...

    第54回 多人種社会

     2017年1月、トランプ氏がアメリカ合衆国の大統領に就任した。彼は難民や移民の受け入れ審査を強化し、メキシコ移民を阻むために国境に壁を建設する大統領令に署名した。しかし、もともと...

    第53回 癖のある教師

     教師だって人間だ。聖人君子ではないのだから、問題はある。それをアメリカで最初に実感させられたのは長男ノアが中学生の時だった。英語教師のミスター・Aは「私の母親は移民だった...

    「アメリカには夢が転がっている。
    つかめれば次につながる」

    20年後の自分に宛てた手紙  世界各地で「タイム・アフター・タイム・カプセル・アートプロジェクト(以下タイムカプセルプロジェクト)」と銘打ったプロジェクトを展開してい...

    第52回 ママ友は財産だ

     先日、近くの大規模ショッピングモールに台湾料理の人気レストランが開店した。子どもたちが同じ小学校、中学、高校に通ってきたY子さんが、他のママ友と一緒に行くタイミングで私も...
アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  2. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  3. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  4. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  5. 私たちは習慣や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれることがあり、当事務所も多種多様なお...
  6. カナダの大西洋側、ニューファンドランド島の北端に位置するランス·オー·メドー国定史跡は、ヴァイキン...
  7. 2023年12月8日

    アドベンチャー
    山の中の野花 今、私たちは歴史上経験したことのないチャレンジに遭遇している。一つは地球温暖化...
  8. 2023年12月6日

    再度、留学のススメ
    名古屋駅でホストファミリーと涙の別れ(写真提供:名古屋市) 以前に、たとえ短期であっても海外...
ページ上部へ戻る