茶の文化―野だてを愉しむ現代茶箱

日本では古くから、お花見や紅葉狩りなどの季節に野外で行われる茶遊び「野だて」がある。人々が集い、お茶を点て自然を愛で、移ろいゆく季節に思いを馳せ、生きることを楽しみ、共に和歌や俳句 を詠んだりもするという行事。

武家社会で洗練された茶道と異なり、野だてには取り立てて作法といったものがなく、戸外での閑雅な行楽という趣きのものだ。

今回日本クラブ主催、ニューヨーク日本商工会議所協賛で曲げわっぱやナンタケットバスケットなど意外なお茶箱と、機能的でかわいらしい茶器類の組み合わせ数々のほか、日本ギャラリーを戸外に見立て、桜や秋草を題材にした琳派画や和歌も展示する。

個性派アーティスト達による茶箱とお道具の斬新な組合せを通じて、作法に縛られない自由な発想と風流な催しを楽しむ、利休前の茶遊び文化をご紹介する。

また会期中に「初めての抹茶」ワークショップも開催する。本セミナーは抹茶の製造工程や味わいの特徴、抹茶を点てる道具や点て方を紹介し、実際に茶筌を使って抹茶を点てる体験が可能。抹茶とお菓子の合わせ方や抹茶選びのポイントなども実演を交えながらご紹介する気軽に楽しむセミナー。

■日時:6月15日(木)〜7月19日(水)
10am~6pm (月~金) 10am~5pm (土) 日曜休館、入場無料
■場所:日本クラブ7階 日本ギャラリー
145 West 57th street, New York, NY 10019
■詳細:212-581-2223 / info@nipponclub.org
www.nipponclub.org

「初めての抹茶」ワークショップ
講師:渡辺都
島根県生まれ。フェリス女学院大学卒業。京都「一保堂茶舗」六代目夫人。2015 年、新潮社より「お茶 の味」を上梓。

■日時:6月17日(土) 1:30pm~3:00pm
■参加費:日本クラブ会員$10、ゲスト$15 (別途材料費$10)
■定員:20名
■問い合わせ、お申し込み:日本クラブ 担当 本多
212-581-2223 / yhonda@nipponclub.org

主催:日本クラブ
協賛:JCC ファンド(ニューヨーク日本商工会議所)
後援:在ニューヨーク日本国総領事館、国際交流基金ニューヨーク日本文化センター、北米伊藤園、一保堂茶舗、東洋大学
監修:東洋大学日本文学文化学科教授 原田香織、一保堂茶舗六代目夫人 渡辺都
ゲストキュレーター:林 祥子 協力:栗森俊二(栗久、伝統工芸曲げわっぱ)、菱田賢治(茶箱・茶碗)、山田英幸(茶箱一式)、 三宅正 洋 (茶箱一式)、塩川美佳 (ナンタケットバスケット)、木下康子 (カルトナージュ)、中村圭一 (錫光/茶道 具)、益田大祐 (江戸指物/茶箱)、納冨晋(萩焼/茶道具)、寺岡棠舟(和歌/かな書)、(故)紫苑やす子 ( 桜の書画 / 秋草の書画 )
道具コレクター:多田敦子(高辻)、高梨康子、林祥子
茶箱組入:傳田妙京 (武者小路千家)、須崎真代

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