CATCH US PERFORMING ARTS(CUPA)主催 日米友好「奇跡の扉」チャリティ・ジャズコンサート

左:Eiko Solaris 右:TOSHIKI

ニューヨークを拠点とし、日本をキーワードに若手育成、パフォーミングアーツ支援の活動を主とする非営利団体「CATCH US PERFORMING ARTS(CUPA)」が、5月1日(水)にマンハッタンにあるクラブ・ボナファイドで日米友好「奇跡の扉」と題したチャリティ・ジャズコンサートを開催する。

同公演は、ダウン症の息子TOSHIKIを持つジャズシンガーEiko Solarisが3枚目のアルバム『What A Wonderful World ~ Solaris in NY ~』をニューヨークで録音したことをきっかけに、日米交流とジャズを通じてダウン症についての理解を深めてもらおうと発案。米国非営利団体CUPAが企画・運営を担当し、チケットの収益金のすべてを米国非営利団体「Disability Pride NYC」(代表マイク・ルドン)に寄付する。

イベントのタイトルにも使われている「奇跡の扉」は、TOSHIKIが作詞、全盲の男性が作曲した『とびら』が由来となっている。Eiko Solarisは、2018年にニューヨークのミュージシャンとともに、その「扉」をレコーディング。同曲を収録したアルバムが5月1日に日本でリリースされることを記念して、チャリティーコンサートが発案された。

「TOSHIKIはクリスマス・イブにダウン症をもって生まれました。1才で心臓の手術をして完治と言われていましたが、10才で突然倒れ生死を彷徨いました。その後、ペースメーカーを入れて普通の暮らしができるようになりました。その頃から言葉を書くようになり、それが囲碁棋士、故安田泰敏九段を通じて全盲の男性に繋がり、「とびら」という歌が生まれました。またトランペットも演奏するようになりました。ダウン症でトランペットを演奏するのはとても特別です。TOSHIKIは日野皓正さんとスペシャルオリンピックスチャリティコンサートで共演し、秋篠宮両殿下にもトランペットと『とびら』を披露しました」(Eiko Solaris談)

日米友好「奇跡の扉」チャリティージャズコンサート
■出演:Eiko Solaris Quartet(Eiko Solaris〈ヴォーカル〉、マイケル・カナン〈ピアノ〉、ニール・マイナー〈ベース〉、田井中福司〈ドラム〉)、ゲストにTOSHIKI(トランペット)
■開催日時:2019年5月1日(水)8:00pm・10:00pm開演(2セット)
■会場:Club Bonafide (212 East 52nd Street, 3 Fl., New York NY 10022)
■入場料:$20 ※全収益金は非営利団体「Disability Pride NYC」に寄付
■申し込み:http://clubbonafide.com/event/u-s-japanmiracle-door-charity-jazz-concert-featuring-eiko-solaris-quartet-with-toshiki-2019-05-01/
■問い合わせ:917-400-9362 または hiroshi@catchus.org
■CATCH US Performing Arts:http://catchus.org
■Disability Pride NYC:http://disabilitypridenyc.org
■Eiko Solaris:http://eikojazz.com

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