看取り・命のバトン『いきたひ』米国初公開

長谷川ひろ子監督が手がけたドキュメンタリー映画『いきたひ』が、2019年5月24日にロサンゼルスで上映される。同作品のアメリカでの上映は、今回が初めてとなる。

長谷川ひろ子監督は、末期癌の夫(薬学博士)を家族とともに自宅で看病しながら、その姿を撮影。生還を信じて撮影した夫の闘病生活だったが願いは叶わず、2009年、夫の他界を家族とともに自宅で看取った。3年後、大きな心境の変化をきっかけに、まったくの素人ながら映画制作を決意。「死」をテーマに脚本、ナレーション、編集、音楽の作曲・演奏・歌など、ほとんどすべてを自分で担当し、2015年4月に同作を完成させた。

完成したドキュメンタリー映画『いきたひ』は、「これまでの死生観が変わった」「受け入れられずわだかまりを感じていた肉親の死を、ようやく受け入れることができた」など、多くの人々に衝撃と共感を与える。観た人の「自分の周りの人にも、ぜひ観てほしい」という熱い思いから、日本全国で自主上映が続いている。監督本人の講演とセットの上映会は評判を呼び、1年で70回を越えた。

今回のロサンゼルス上映では、米国初公開を記念して、監督の特別公演や懇親会も予定されている。

■開催日時:2019年5月24日(金)午後の部1:00pm〜、夜の部5:30pm〜
■開催場所:小東京Union Church of Los Angeles (401 E 3rd St., Los Angeles, CA 90013)
■参加費:ドネーション$30
■申し込み:Ikitahi.USA@gmail.com

米国初公開記念特別講演と懇親会
■開催日時:2019年5月23日(木)5:30pm〜
■開催場所:小東京 都ホテル2階会議室 ※懇親会は、レストラン多聞
■会費:$100(上映会VIP席4枚、懇親会お食事付き)

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