8月28日〜9月12日 第19回ニューヨーク・アジアン映画祭開催

2020年8月28日(金)〜9月12日(土)、第19回ニューヨーク・アジアン映画祭(The 19th New York Asian Film Festival)が開催される。今回の映画祭は、コロナウィルスの影響によりモバイル・プラットフォームを使用するスマートシネマ(smartcinemausa.com)を通じ、特別バーチャル開催が決定した。

同映画祭で上映される日本映画は8作品。内藤瑛亮監督の意味深き作品『許された子どもたち』、大友啓史監督の『影裏』をはじめ、足立紳監督の痛快コメディ『喜劇 愛妻物語』、SABU監督の新作『ダンシング・マリー』など、新進気鋭のクリエーターからベテランクリエーターまで多彩なスタイルやテーマを持つ作品が揃う。

センターピースには、日本を代表する俳優の一人であり、この作品ではみごとな長編デビューを果たしたオダギリジョー監督の『ある船頭の話』米国プレミア上映が選ばれた。同作品は、国際審査員によって決定されるニューヨーク・アジアン映画祭のUncaged Awardにノミネートされた5つのコンペティション作品のうちの1つでもある。撮影監督にクリストファー・ドイル、ベテランの柄本明、永瀬正敏、浅野忠信、蒼井優など豪華キャストに加え、ミュージシャンの細野晴臣、コスチューム・デザインに米国アカデミー賞受賞者ワダ・エミ、アルメニアのジャズ・ピアニストであるティグラン・ハマシアンの音楽など、魅力的なキャストとスタッフが集結。

『ある船頭の話』

同映画祭は、映画に関わる女性に常に焦点を当てており、オープニングフィルムにはフィリピンの女性監督ラエ・レッド監督の『女と銃(The Girl and the Gun)』が北米プレミア上映される。さらに、『Heavy Craving』(台湾)、『チャンシルさんには福が多いね(Lucky Chansil)』(韓国)、『82年生まれ、キム・ジヨン(Kim Ji-young, Born 1982)』(韓国)、『My Prince Edward』(香港)、『Victim(s)』(マレーシア)など、女性の才能にスポットライトを当てている。

ニューヨーク・アジアン映画祭(New York Asian Film Festival)
■開催期間:2020年8月28日(金)〜9月12日(土)
■視聴プラットフォーム:https://www.smartcinemausa.com/
※配信は、作品により米国内またはニューヨーク州内に限定されます。
■詳細:New York Asian Film Festival

ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)とは
2002年に創立したニューヨーク・アジアン映画祭は、毎年6月後半から7月にかけてニューヨーク・マンハッタンで開催される主要な映画祭。毎回、約50本の選び抜かれたアジア映画を上映し、好評を博している。米国の主要な新聞社ニューヨーク・タイムズ紙からは「ニューヨークでもっとも価値のあるイベントの一つ」と称されるなど、多くのメディアに取り上げられている。2010年からは、パフォーマンスの殿堂、リンカーンセンターと共同開催を実施している。

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