捕鯨問題を取り上げた日本の映画がアメリカ各地で反響
- 2017年9月15日
- ニュース
2009年に公開された、日本のイルカ漁の実態を描くアメリカのドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』。それに対する反論や日本側の主張を取り入れ、2015年に公開されたドキュメンタリー映画『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』が現在、世界で注目を集めている。
本作は2017年8月25日に世界各国で映像配信が始まり、その3日後には反捕鯨団体シー・シェパードの創立者、ポール・ワトソン氏が南極海での日本の調査捕鯨への攻撃を一時停止すると宣言した。監督である八木景子さんは、本作に関心を示したワトソン氏や映画『ザ・コーヴ』の関係者から問い合わせを受けていたという。
映画『ザ・コーヴ』は大学の授業などで教材として使用されることが多い。今回の海外配信の影響か、『ザ・コーヴ』を製作した非営利団体・海洋保全協会OPS(Oceanic Preservation Society)のあるコロラド州に位置する州立コロラド大学では、今秋開催される船上セミナーで本作の上映を予定している。9月14日にはアリゾナ州のテンピ博物館でも上映された。
八木監督は、「『ビハインド・ザ・コーヴ』は現在、世界中で容易に観られる環境が整った。反捕鯨団体の暴力性を訴えたこの映画を通して人々の捕鯨に対する誤解が解ければ、そういった団体への寄付金も減ると思う。資源について多くの人と考えたい」と語る。
■公式サイト:http://www.behindthecove.com
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