LANSCAと名古屋市共催
「名古屋と中部日本への観光とビジネスに関するセミナー」
ロサンゼルス商工会議所で開催

 

雨の中、名古屋に関心を持つ人々が集まった

名古屋市とロサンゼルス名古屋姉妹都市委員会(以下LANSCA)が、2018年3月22日、ロサンゼルスのダウンタウンにあるロサンゼルス商工会議所において、名古屋と中部日本への観光とビジネス投資に焦点を当てたセミナーを開催した。

当日は雨の中、朝の9時から商工会議所に会員、非会員を問わず名古屋に関心を持つ参加者が集まった。進行役はロサンゼルス市港湾局の貿易開発担当ディレクター、ジム・マクレラン氏が務めた。マクレラン氏は「ロサンゼルスと名古屋が姉妹都市であるだけでなく、ロサンゼルス港と名古屋港は姉妹港の関係である」と挨拶。続いて、LANSCAの照子ワインバーグ委員長が歓迎の辞を述べた。「名古屋を含む中部日本は日本最大の製造地帯であり、技術、食品についても特筆すべきものがある。しかし、残念ながら東京から新幹線に乗った観光客は名古屋を通り越して京都に行ってしまう。名古屋は有名な将軍の故郷であり、陶芸品をはじめとする工芸品のメッカ。岐阜県の高山に足を伸ばせば、ユネスコ世界遺産になっている歴史的な白川郷の集落、また伊勢志摩地域には伊勢神宮もある。京都の混雑から離れて、今日、ぜひ名古屋の魅力に開眼していただきたい」。

ロサンゼルス市港湾局の貿易開発担当アシスタントディレクターのノーマン・アリカワ氏は名古屋市と名古屋港の概要について紹介した。「名古屋地域にはTOYOTAがある。また航空産業も盛んである。ロサンゼルスもまた、航空宇宙産業の米国最大の拠点。名古屋とロサンゼルスとが手を組むことで、ビジネス上の大きなベネフィットを生み出せるはずだ。また、個人的に感嘆したのは名古屋メッセというコンベンションだ。企業規模に関わらず、非常に素晴らしいアイデアを製品化したものが多く見られた。このコンベンションに参加することで貴重なパートナーが見つかる可能性がある」。

名古屋市観光文化交流局観光交流部国際交流課交流係長の山田牧男氏は、「名古屋のビジネス市場にどのように参入するか」と「名古屋での観光の機会」の2つのテーマのプレゼンテーションを行った。市ではない東京を除けば、横浜、大阪に次ぐ日本第三の都市であること、日本の中心にあり、東京からも1時間40分の移動で到着するという地理的優位点、日本製品の生産高36%を占める屈指の製造拠点であること、米国法人の子会社を置く場合には不動産にかかる費用がリーズナブルであることなどが強調された。また、ビジネス展開だけでなく、居住するにも理想的な地域であることが付け加えられた。次に観光の機会に関して名古屋城本丸御殿の一般公開の再開を中心とする「名古屋の侍の歴史」、絞り染やノリタケの森、トヨタ産業技術博物館などの「産業ツーリズム」、ひつまぶし、天むす、味噌カツなどの「名古屋飯」、そして伊勢志摩や高山を含む「中部日本」の魅力についての紹介が行われた。

最後に、昨年11月に開催されたイベント「エクスプロア・セントラルジャパン」で近鉄の提供による、観光特急しまかぜの乗車と志摩観光ホテルの宿泊券の抽選に当たり、2018年2月に夫婦で名古屋と中部日本を訪れたダレル・クローセン氏から、「名古屋のおもてなし経験」と題された、名古屋城、トヨタ博物館、伊勢神宮、志摩を巡った体験談が披露された。

左から、名古屋市の山田氏、LANSCAのワインバーグ委員長、名古屋での体験談を披露したクローセン氏

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

注目の記事

  1. 2017-10-2

    第8回 「サンフランシスコから足を延ばして」 カリフォルニア州

    樹齢1000年の巨木が立つ 森を蒸気機関車で 広いアメリカ、まだ知られていない旅先を紹介して...
  2. 2017-5-2

    第3回 「全米一長いバイクトレイル」 ミズーリ州

    まずはミズーリ州最高峰を制覇 広いアメリカ、旅先にはことかかないようで、意外と他州に目が向かな...
  3. 2018-3-6

    第58回 待っているものがある

     テクノロジーの発展で、人々の働き方も生活の仕方も激変している。買い物は自宅のPCからアマゾ...
  4. 2016-10-1

    スキルアップ&キャリアップ 生涯学習スクールガイド

    翻訳に携わる 履修科目: 翻訳(大学院プログラム、科目単位履修) スクール:Babe...
  5. 2018-4-2

    ハリウッドで活動開始! プロボクサー 高野人母美さん

    自分で決めたい  アメリカ移住の理由は人それぞれで、準備にはそれなりの時間が必要だ。し...

デジタル版を読む

フロントライン最新号
ページ上部へ戻る