英語教育で国際競争対応を ハーバード大のボーゲル氏

 米ハーバード大のエズラ・ボーゲル名誉教授は26日、大阪市で講演し、日本経済の展望について「多くの産業で中国や韓国との競争が激化する」と述べた。国際競争を生き抜くため、英語教育を改善し、人材の育成を進める必要があると強調した。

 ボーゲル氏は欧米の高度な研究機関に在籍する日本人の数が「アジア各国やインドと比べても少なすぎる」と指摘。国際化への対応や優秀な外国人研究者の獲得のため、特に大学の英語教育の水準向上を呼び掛けた。

 中国経済については「20年以内に米国経済を追い越すだろう」と表明。国際社会をリードしてきた米国の存在感の低下に触れ「米国民は世の中の変化を認めることがつらい」とし、大統領選で「米国第一主義」を掲げるトランプ氏躍進の背景を分析した。(共同)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る