マサチューセッツ工科大学(MIT)の自己組み立て研究室(Self-Assembly Lab)の研究者らは現在、構成部分ごとにばらばらになっている状態から自力で組み立てるスマートフォンを開発中だ。
デジタル・トレンズ誌によると、実験中のスマートフォンは6つの構成部分に分かれており、それらをグラスのような容器に入れて、弧を描くように特定の速度でその容器を振ることで、それぞれの構成部分が合体して固定される。そのためのプログラミングは必要となる。自己組み立ては1分未満で終わる。
研究者らによると、原子や分子、細胞、さらには、宇宙は一般に、一定速度の継続的な回転によって形成される場合が多い。それが自然の摂理の一種ともいえる。自己組み立て型携帯電話はその原理を応用したもので、製造過程にとって新たな効率化の道を開く可能性がある、と考えられる。
研究班はその概念を2013年から研究しており、今回、その実証にこぎつけた。製造過程への応用はまださきのことだが、可能性は十分にある、と期待される。
【http://www.digitaltrends.com/mobile/mit-self-assembling-phones/】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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