ウーバー、垂直離着陸型の小型飛行機を開発へ 〜都市部の移動手段として

 モバイル配車サービス最大手のウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)は、垂直離着陸型(vertically take off and land=VTOL)の小型飛行機の研究&開発を進めていることを明らかにした。都市部での近距離移動手段として市場の創出を同社は狙っている。
 
 ビジネス・インサイダー誌によると、ウーバーのジェフ・ホールデン製品開発統括責任者は、「移動に関してできる限り多くの選択肢を利用者に提供する」という考えがその土台にある、と説明した。
 
 都市部での渋滞に巻き込まれないVTOL飛行機の商業利用は、「10年以内に実現する可能性がある」と同氏は考えている。小型のVTOL飛行機は、滑走路を必要としないという利点がある。
 
 ダーパ(DARPA=Defense Advanced Research Projects Agency、国防総省国防高等研究事業局)でもVTOLエックス・プレーンという名称ですでに実験している。そのほか、エアバスのシリコン・バレー研究所であるA3も、VTOL飛行機を貨物向けに研究している。
 
 【http://www.businessinsider.com/uber-wants-to-build-planes-to-beat-city-traffic-2016-9】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る