カナダの小売大手、発送業務を完全自動化 〜300台のロボットが受注を処理

 カナダの小売大手ハドソンズ・ベイ・カンパニー(Hudson’s Bay Company)はスカーボロー流通センターに導入した物流自動化システムとしてはカナダ発となるロボティック受注処理システムを披露した。
 
 ロジスティクス・マネジャー誌によると、導入されたロボティック電子商取引流通システムは、300台のロボティック台車が商品保管や配送のために在庫品を施設内で自律運搬する。
 
 ハドソンズ・ベイ・カンパニーは1670年に創業した北米最古の企業で、世界で470店舗以上を運営する。傘下のブランドには、ハドソンズ・ベイのほか、ロード&テイラーやサックス・フィフス・アヴェニューといった米百貨店大手、ドイツ最大の百貨店ギャラリア・カーフホフもある。
 
 スカーボロー流通センターは、ハドソンズ・ベイ百貨店の電子商取引部門を手がけている。導入された自動化システムでは、業界最大の荷物移動システムが構築され、従来の仕分け作業および運搬作業の12〜15倍の速さでオンライン受注内容を処理できる。
 
 また、発送品書類を扱うためだけに開発された2台のロボットは、配達商品リストを箱に入れる作業を完全自動化した。
 
 【http://www.logisticsmanager.com/canadian-retailer-unveils-robotic-fulfilment-system/】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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