世界のインターネット人口、2016年中に半分近くに 〜国際電気通信連合が予想
- 2016年11月28日
- 世界のニュース
携帯電話通信網の拡充やコスト低下を受けて、先進国を中心に世界人口のほぼ半分が2016年中にインターネットを使うようになると予想される。
ロイター通信によると、国連は、世界のインターネット普及率を2020年までに60%に引き上げることを目指しているが、現在はまだ47%で、世界人口の半分以上にあたる約39億人はインターネットに接続できない。
国連の通信専門機関である国際電気通信連合(ITU)によると、インターネット接続人口は2016年中に35億人に達する見込みで、目標にかなり接近する。
昨今におけるスマートフォンの価格低下によって、モバイル・インターネット接続人口は中進国や後進国で増え続けている。それを受けて、通信サービス会社やインターネット接続業者は3Gや4Gといった通信網の拡充に注力し、それがさらにモバイル・インターネット人口増に寄与している。
先進国では人口の約80%がインターネットを使っているが、その割り合いは開発途上国では約40%、後発開発途上国(LDC)では15%未満にとどまっている。特にアフリカの貧しい国では10人に一人しかインターネットに接続できない。原因は、サービスや僻地への基盤設備拡張コストと携帯電話通信網利用料金の高額さにある。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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