情報多いのは問題ではない〜米国人の大部分は歓迎

 インターネットには大量のデータや画像があふれているが、ほとんどの米国人は「情報オーバーロード(過多)」の問題を感じていないことが最新調査で分かった。情報オーバーロードは、評論家アルビン・トフラーの1970年のベストセラー「未来の衝撃」によって広まった概念で、入ってくる情報やデータが多すぎて不都合が生じる状態を指す。
 
 ロイター通信によると、ピュー・リサーチ・センターが2016年3〜4月に固定または携帯電話で18歳以上の1520人に尋ねたところ、「入ってくる情報が多すぎて手に余る」と感じている人は20%で、10年前の27%から減少した。75%以上はたくさんの情報を得ることを好み、ほぼ5人に4人は、必要と思われる情報を得るためにインターネットを使うことについて信念を持ち、情報が多いほど自分の生活を管理できていると感じ、どの情報が信用できるか容易に判断できると考えていた。
 
 情報過多に直面していると考える傾向が強いのは、学歴が高卒以下で年収が3万ドル未満の65歳以上のグループ。
 
 自宅のブロードバンド、スマートフォン、またはタブレット型端末でインターネットに接続している人の84%は情報がたくさん得られることを喜んでいる一方、オンラインの情報源を持たない人の55%は得られる情報の多さに圧倒されている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る