中古衣料販売サイトが繁忙期〜ホリデイギフトの処分で

 ホリデイシーズンに贈られたものの不要なギフトなどを処分する消費者が増え、アパレル委託販売(コンサインメント)や中古衣料販売ウェブサイトの取扱量が急増している。
 
 ウォールストリート・ジャーナルによると、スワップ・コム(Swap.com)では200人のフルタイム従業員が10時間シフトを組み、総面積がフットボール場6つ分もあるシカゴ近郊の巨大倉庫で、売り手から送られた大量の荷物の開封、写真撮影、値段付けなどに追われている。
 
 中古ファッション販売アプリケーションのポッシュマーク(Poshmark)は、ホリデイシーズンにもらった物を処分する人が増えるこの時期が最もにぎわうといい、3月までは掲示する商品数が前年同期の2倍に増えると予想している。
 
 全米小売業協会(NRF)によると、ホリデイ期間中に購入された商品の返品率は、全体では約10%、オンライン購入品では30%に上る。ユーロモニターの衣類・靴リサーチ責任者は「使い捨て文化は徐々に衰退している」と話した。古着を含むインターネットのアパレル小売り売上高について、ユーロモニターは16年の529億ドルから17年は596億ドルとなり、20年には788億ドルに増えると予想している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  2. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  3. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  4. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  5. 私たちは習慣や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれることがあり、当事務所も多種多様なお...
  6. カナダの大西洋側、ニューファンドランド島の北端に位置するランス·オー·メドー国定史跡は、ヴァイキン...
  7. 2023年12月8日

    アドベンチャー
    山の中の野花 今、私たちは歴史上経験したことのないチャレンジに遭遇している。一つは地球温暖化...
  8. 2023年12月6日

    再度、留学のススメ
    名古屋駅でホストファミリーと涙の別れ(写真提供:名古屋市) 以前に、たとえ短期であっても海外...
ページ上部へ戻る