中西部にもっとEVを〜7州が販促事業開始

 中西部で電気自動車(EV)の販売促進を目指す行政の新事業「ミッドウェストEVOLVE」が発足した。
 
 インサイドEVによると、シカゴ自動車ショーで発表されたEVOLVEは、「Electric Vehicle Opportunities: Learning, eVents, Experience(電気自動車の好機:学習、イベント、体験)」の略。自動車産業の中心地ではあるがEVはまだ普及していない中西部で、車の購入を考える人に試乗の機会や情報を提供し、EV販売につなげることを目指す。
 
 事業に参加するのは、ミシガン、オハイオ、インディアナ、イリノイ、ウィスコンシン、ミネソタ、ノースダコタの7州。米国肺協会(ALA)アッパー・ミッドウェスト支部のルー・バートフィールド代表はシカゴでの発表会で「新プロジェクトには論理的な理由がある」と述べ、EVの普及によって空気がきれいになるという健康上の利点だけでなく、この地区がこれまでEV市場として見過ごされてきたことを指摘しながら、「解決法は人々をプラグインに試乗させ、どんなものか実感してもらうこと。まずは運転席に座らせること」と話した。
 
 事業では、向こう3年間に大規模な試乗会を25回以上、小規模な試乗会を50回以上予定しているほか、多くのイベントにも参加して消費者への周知も図る。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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