米国人の約4割がオンライン上で嫌がらせの被害に 〜2014年調査の35%から上昇

 米国人の約10人に4人がおもにソーシャル・メディア上で嫌がらせを受けた経験があることが、ピュー・リサーチ・センターの調査で分かった。
 
 ロイター通信によると、調査に答えた4248人のうち、オンライン上で中傷や辱めといった嫌がらせの対象になったことがあると答えた人は41%に上り、その割り合いは2014年調査の35%から上昇した。
 
 また、約20%は身体的脅威やストーキング、性的嫌がらせといったより深刻な嫌がらせを経験していた。
 
 男女別では、男性(44%)の方が女性(37%)より嫌がらせの経験者が多かった。ただ、性的嫌がらせを受けた割り合いは若い女性で高く、18〜29歳の女性の2割がオンライン性的嫌がらせを受けたと答えた。具体的には、性的画像を勝手に送られてきたという回答が女性の半数にのぼった。
 
 フェイスブックやツイッター、グーグルといったソーシャル・メディアは、独自の利用規約によってさまざまの種類の不適切画像を規制しているが、違反行為に関しては利用者からの通報に大きく依存している。通報を受ければ担当部署や請け負い業者らが調査し、規則に抵触する投稿内容を削除している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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