反体制派支援国への圧力を ブラヒミ氏にアサド大統領

 【共同】シリア問題をめぐる国連とアラブ連盟合同のブラヒミ特別代表は15日、シリアの首都ダマスカスでアサド大統領と初会談し、内戦停止に向け協議した。国営メディアによると、アサド氏は会談で、武器や資金で反体制派を支援している国々に国際社会が圧力をかけなければ、政治的対話は成功しないとの考えを示した。

 サウジアラビアやカタールを指すとみられる。

 ブラヒミ氏は会談後、記者団に「状況は危険で悪化しており、シリア国民や周辺地域、世界中を脅かしている」と指摘し、危機打開に全力を挙げると強調。「私より大統領の方が、局面の危険性についてよく認識していると思う」と述べた。アサド氏は会談でブラヒミ氏の任務遂行に協力すると語ったという。

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