VWとMSが提携拡大 ~ つながる車のクラウド基盤で

フォルクスワーゲン(VW)は、マイクロソフト(MS)との提携を拡大し、コネクテッドカー(インターネットと常時つながる車)向けクラウド・プラットフォーム「オートモーティブ・クラウド」の基盤にMSの「アジュール(Azure)」を採用する。

ロイター通信によると、車がクラウド経由でMSのリモート・コンピューター・プロセサーを利用できれば、VWは車内メディア・ストリーミングおよび駐車場や充電所などの情報を各ドライバーに個別に提供できるようになる。

VWは、2020年に欧州で発売を予定している電気自動車(EV)「I.D.」の車両・サービス情報オペレーションの中核として「オートモーティブ・クラウド」を使う計画。「オートモーティブ・クラウド」についてはこれまで主に欧州市場向けに開発してきたが、今後は対象地域を中国や米国にも拡大する。

VWによると、クラウド電算、エッジコンピューティング、人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)機能を備えたMSの「アジュール」は、拡大する車両デジタル化の基盤を構築している。VWグループのクリスチャン・ゼンガー・デジタルカーサービス部門代表は「私たちは、新しい高性能のソフトウェア・アーキテクチャーを自社モデルに搭載する予定だ。これは車両群の完全ネットワーキングや顧客向けデジタル付加価値サービスの開発に必要なすべての基盤を提供する」と語った。

「オートモーティブ・クラウド」を最初に搭載するのはゴルフと同サイズのハッチバックEV「I.D.Neo」で、20年に中国で生産を開始して同年中に欧州で販売を始める。米国では22年からテネシー州チャタヌーガ工場で「I.D.」シリーズの 生産を始める計画。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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