鳥の巣が電波塔を占拠〜スプリントの通信網刷新が難航

 携帯電話サービス事業者(キャリヤー)が進める高速通信網の整備計画が、信号中継塔に巣を作る鳥によって中断を余儀なくされている。人里離れた場所に立つ塔は肉食の猛禽類には絶好のすみかとなり、設備刷新で作業員が登るとほぼすべてに巣が掛けられ、取り除くにもひなの成長を待つにも余分な手間と時間がかかるためだ。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、スプリント・ネクステルは現在、全米で携帯電話通信網の刷新を進めている。同業のベライゾン・ワイヤレスやAT&Tと張り合うには高速通信用の装置を塔に取り付けなければならないが、今はちょうど、魚を捕食する渡り鳥のミサゴが巣作りをする時期に当たる。

 大小の枝を集めて作られたミサゴの巣は… 続きを読む

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  2. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  3. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  4. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  5. 私たちは習慣や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれることがあり、当事務所も多種多様なお...
  6. カナダの大西洋側、ニューファンドランド島の北端に位置するランス·オー·メドー国定史跡は、ヴァイキン...
  7. 2023年12月8日

    アドベンチャー
    山の中の野花 今、私たちは歴史上経験したことのないチャレンジに遭遇している。一つは地球温暖化...
  8. 2023年12月6日

    再度、留学のススメ
    名古屋駅でホストファミリーと涙の別れ(写真提供:名古屋市) 以前に、たとえ短期であっても海外...
ページ上部へ戻る