キューバの行動に深まる謎 北朝鮮へのミサイル運搬

 【共同】パナマで15日、北朝鮮の船がキューバのミサイルなどを運んでいるのが見つかり、拿捕されて1週間が経過した。敵対する米国と渡り合うため、外交的信用を積み重ねてきたキューバが危険な取引に踏み切った理由をめぐり、謎が深まっている。

 キューバ外務省は16日、船に積まれていたのは旧ソ連製の旧型の武器で、北朝鮮で修理するため運搬中だったとの声明を発表。キューバ政府はその後、完全に沈黙を守っている。

 ロイター通信などによると、この船は2010年にもウクライナで小火器や麻薬を運んでいるのが見つかっており、米国などは動向を監視していたとみられる。

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