廃棄物処理業者のためのオンライン入札
- 2012年10月4日
- 環境ビジネス
新興企業のルビコン・グローバルは、廃棄物処理業者によるオンライン入札を可能にするウェブサイトを立ち上げた。グリーンビズ誌によると、同サイトによって中小の業者でも廃棄物取引市場に参入しやすくなり、その結果、廃棄物の再生利用が増える可能性もある、と期待される。
▽オンラインの競売システム
ルビコン・グローバル(Rubicon Global)が構築したプラットフォームは「シーザー(Caesar)」と呼ばれ、その利用顧客には、セブン・イレブンやパパ・ジョーンズ・ピザ、食料品店のウェグマンズ(Wegman’s)といった大手が名を連ねている。
イーベイの競売とは異なり、ルビコンのプラットフォームでは、廃棄物処理サービスを必要としている顧客が提示した案件に対して、廃棄物処理や再生利用を手がける業者が入札し、価格を引き下げていく。最終的には、価格とサービス質に基づいてルビコンが業者を選定する。
▽中小業者に市場を開く
米国の廃棄物処理業界は、ウェイスト・マネジメント(Waste Management)とリパブリック・サービシズ(Republic Services)の2社による寡占市場となっている。しかし、シーザーの登場によって、中小業者も大手と対等に競り合うことができる。
たとえば、ホーム・ディーポのような大手企業の廃棄物処理は、これまでであれば全国的なサービス網を持たない中小業者が… 続きを読む
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