訪ロやCOP21で結束模索 仏大統領、米とまず連携 

 パリ同時多発テロを受け、過激派組織「イスラム国」壊滅を目指すフランスのオランド大統領は24日、ホワイトハウスでのオバマ大統領との会談で、同組織への空爆や情報交換の拡大など連携を確認。軍事、外交両面での「強力な連合」構築作業は今後、26日のロシア訪問と、30日にパリで始まる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に舞台を移す。

 ロシアではプーチン大統領と会談し、トルコによるロシア軍機撃墜によってトルコや北大西洋条約機構(NATO)とロシアの関係が悪化しないよう、緊張緩和を働き掛ける見通し。COP21に関してオランド氏は、24日にオバマ氏と臨んだ記者会見で「自由の尊重と過激思想と戦う意志」を示す場になると強調。オバマ氏も「世界が一体となり、子どもたちの良き未来を話し合うことほど、テロリストに対する強力な非難はない」と述べた。

 COP21にはロシアのプーチン大統領も出席の意向を表明。ローズ米大統領副補佐官は24日の記者会見で、オバマ氏がプーチン氏と接触する可能性があると述べた。(共同)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る