ソニー、構造改革にめど 国内パソコン事業再建

 【共同】ソニーが「VAIO(バイオ)」ブランドで人気を博したパソコン事業の再建に乗り出す。国内事業は投資ファンドと設立した新会社を受け皿にする計画で、投資ファンドへ事実上売却する。海外は大半の地域で撤退するとみられる。

 エレクトロニクス事業の構造改革にめどを付け、競争力のある製品に注力する考えだ。

 ソニーは1996年に海外、97年に国内でバイオを発売。洗練されたデザインと音響や映像の技術を盛り込んだ性能の高さが人気を集めた。しかし近年は中国・聯想(レノボ)集団などの低価格パソコンに押され苦戦し、「抜本的な見直しを行う」(ソニー幹部)としていた。

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