樋口ちづこ 極苦楽ライフ

カリフォルニア在住のエッセイストが、日々のできごとや考えたことを通して、アメリカ生活のつらさ、楽しさ、人の温かさと哀しさ、そして笑いをつづります。

カテゴリー:極苦楽ライフ

  • ギルティープレジャー

    ニューヨークの古い教会 根を詰めて仕事をし、極度に集中した緊張の日々が続くと、息が詰まって爆発寸前になる。ストレスが溜まってもうもたない。そういう時は、迷わず息抜きだ。 ...
  • 愛するアメリカ

    サンフランシスコの町並み 一年中温暖なカリフォルニアだが、冬は雨が降る。以前は1年間でたった3〜4日のパラパラ雨だけだったのに、地球温暖化の影響を受けてか、最近は以前からは...
  • 日常の些事

    冬の落ち葉 年齢を重ねると、だんだんと感動が薄くなるとはよくいわれる。ほとんどのことは過去に経験済みだから、感動も二番煎じになるのは致し方ない。何といっても初体験の感動ほど...
  • 森英恵の反骨精神

    裏庭の蝶 ファッションが好きな女性はたくさんいるだろう。私もその一人だ。休日の気晴らしは以前は本屋のはしごだったが、今は洋服店を見て回るのが楽しい。ファッションは世情を知る...
  • 遊び上手

    独断と偏見だが、アメリカ人の良いところは遊び上手なことではないだろうか。日本人の若い方々は私の世代とは違うだろうが、我々の世代は、人は働くために生まれてきたと思っていた。...
  • 住めば都

    ジャカランダの道 太陽が暖かい。春から夏にかけ、輝く青空と真綿のような太陽の暖かさは格別だ。春先は天候が荒れる。近年は地球温暖化ゆえに、各地で異常気象が報告される。ここ加州...
  • 家を遺す

    家の売買に関わる仕事を長年している。人それぞれ異なった理由でこの職業を選択するのだろうが、私の場合は建築物が好きというのが第一の理由だった。家の大小に関わらず、ここをこうし...
  • 旅に出ようよ

    今年こそは旅に出よう。本当は1年9カ月前に実行するはずだった。綿密に計画を立て、飛行機、ホテル、ツアーの予約をし、支払いすべてを完了していた。それなのにコロナが勃発し、すべ...
  • 第83回 天国はどこにあるの?

    私は長い間、天国を探して生きてきたような気がする。ほとんど前進していないのろまさだが、一応、目標に向かって人並みに歩いてきたつもりだ。誠実に、倦まず弛まず続ければ、いつかは...
  • 第82回 アンソニー・ボーデイン

    25年前にLA 郊外のPalm Springsに2年ほど住んでいた。Coachella Valleyの広大で美しい砂漠の中の小さな町である。絢爛豪華な星空が見えるように、現...
  • 第81回 街に出ようよ

    1年半のコロナ禍を経て、ようやく以前の人間らしい生活が再開した。この時を待ち望んでいた。屋外に繰り出す喜びに溢れた人々の姿。解放感に浸る人間の姿はどんな時でも、どんな人の上...
  • 産後うつ

    文章を書く時、明確なルールを自分に課している。それは家族のこと、仕事のことは一切書かないということ。ゼロ。そのほかのことを書く時は、読んで気持ちの良いもの、人の役に立つであ...
  • じゃあ、またね

    私たちは皆それぞれ趣味を持っている。コロナ禍の巣ごもり生活の間に、鉢植えやベランダ菜園を始める人の数が増えたというニュースを聞いた時、園芸好きの私は仲間が増えたことが嬉しか...
  • プランを立てよう

    昨年のコロナ自粛生活は、苦しい毎日だった。エッセンシャルワーカーの私は3月半ばからの3カ月は完全巣ごもりだったが、7月4日以降はいつもと変わらず外出し、仕事をした。当然、厳...
  • 手を使うこと

    コロナ自粛も9カ月も過ぎると、さすがに疲れてくる。少しずつ規制も緩和され始めたが、根本的な解決に至るには、まだ4カ月以上を要するだろう。3月半ばから始まったパンデミックに丸...
  • 豊かな日々を生きる

    「Live rich life」。ピート・ハミルの言葉である。2020年8月5日、彼は85歳で亡くなった。 社会に事件が起きた時、オピニオンリーダーが出てきて事件の背...
  • ターシャ・テューダーの庭

    コロナ禍の3カ月の自粛生活は、私たちそれぞれに、自分の忙しい生活を今一度振り返る良い機会となった。私は何を求めてこんな忙しい毎日に明け暮れているのだろうかと。 最初の...
  • 第74回 世界は変わる

    新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行が起こってから、約2カ月が過ぎようとしている。世界のほぼすべての都市がロックダウンとなり、我々は家に閉じこもり、町はゴー...
  • 第73回 明日の家

    最近、自己反省する機会があった。 家の売買を仕事としているので、ありとあらゆる家を見てきている。ここに住めるのだろうかと思うような質素なところから、こんなところに同じ...
  • 第72回 宿題

    毎年元旦には決まって行くところがある。日本人妻だけの「おせちパーティ」だ。もう20年以上も続いている。米国人夫を家に残し、5〜6人の日本人妻たちだけが、おせち料理を食べなが...
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  3. ダイナミックに流れ落ちるヴァージニア滝の落差は、ナイアガラの滝の2倍 カナダの北西部、ノース...
  4. アメリカでは事故に遭い怪我をした場合、弁護士に依頼することが一般的です。しかし日本にはそう...
  5. グッゲンハイム美術館 Solomon R. Guggenheim MuseumNew York ...
  6. 2023年2月14日

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  7. キルトを縫い合わせたような美しい田園風景が広がるグラン・プレ カナダの東部ノヴァスコシア州に...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
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