クリミアに強襲揚陸艦 ロシア海軍、機動力強化

 【共同】ロシア国防省当局者は26日、ロシアがフランスから購入契約を結んだミストラル級強襲揚陸艦2隻のうち1隻を、2017年末までにクリミア半島セバストポリを拠点とする黒海艦隊に配備する方針を明らかにした。インタファクス通信が伝えた。

 ロシアはウクライナからクリミア半島を編入、さらに兵力の迅速な展開を可能とする強襲揚陸艦を配備することで、黒海だけでなく地中海での外洋作戦能力を大幅に向上させる。強襲揚陸艦の艦名は「セバストポリ」となる。

 当局者によるとミストラル級の別の1隻は「ウラジオストク」と命名され、極東ウラジオストクを拠点とする太平洋艦隊に15年に配備される計画。極東への強襲揚陸艦の配備については、日本が懸念を示している。

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