同時爆弾テロ、42人死亡 レバノン、500人超負傷
- 2013年8月23日
- 世界のニュース
【共同】レバノン北部トリポリの2カ所のモスク(イスラム教礼拝所)周辺で23日、金曜日の集団礼拝後に車に積まれた爆弾がほぼ同時に爆発するテロがあり、中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、同国保健省は少なくとも42人が死亡、500人以上が負傷したことを明らかにした。
トリポリはイスラム教スンニ派が多く住む都市。レバノンでは15日、首都ベイルート南部のシーア派民兵組織ヒズボラの支持者が多い地区で自動車爆弾を使ったテロが発生し20人以上が死亡しており、今回の爆弾テロはシーア派勢力による報復の可能性がある。犯行声明は出ていない。
レバノンではヒズボラが隣国シリアの内戦に参戦したことをめぐり、スンニ派主体のシリアの反体制武装勢力やレバノンのスンニ派とヒズボラ支持者らの衝突が度々発生するなど、宗派対立が激化している。
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