直球で押すも結果出ず　松坂2敗目、中盤粘れず

　【共同】メジャー復帰後2度目の先発。メッツの松坂が速球主体でぐいぐい押した。1回、15球目にスライダーを投じるまで全て直球系だ。2死二塁で迎えた4番ルイスには148キロを外角低めいっぱいに決め、見逃し三振。復活に懸ける意志を感じさせたが、中盤に踏ん張れずに5回途中4失点で2敗目を喫した。

　23日のタイガース戦では「自分がどういう感じで投げているのか最初は分からなかった」と、2回までに2発を浴びるなど大量5失点。カーブを軸に変化球で立て直したが、全盛期とは別人の印象すら漂った。

　この日は逆に、直球主体の投球を貫いた。ともに1死満塁だった2回は2者連続三振で、3回も空振り三振と捕邪飛と、力でねじ伏せた。ただ「とにかくコントロールできなかった」と、5回途中までに6四死球。押し出し死球を与えると交代を告げられた。「気になる点はたくさんある」と、またも課題を残す結果となった。

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