21時間マラソン演説 米上院議員、歴代4位

 【共同】米上院の予算審議で24日から25日にかけ、野党共和党のクルーズ上院議員(42)が議事進行の先延ばしを狙い、21時間以上にわたって夜通しで演説した。共和党は予算審議と絡める形で、オバマ政権が2010年に成立させた医療保険改革法の実施を阻もうとしており、今回の演説もその一環。

 AP通信によると、上院で記録が残る1900年以降で4番目に長い演説となった。

 10月1日の新会計年度入りを控え、政府機関の閉鎖を避けるには9月末までに議会が暫定予算に合意する必要がある。医療保険制度改革の履行阻止に向け、クルーズ氏は政府閉鎖も含め手段を選ばない姿勢で、共和党内でも孤立しつつある。

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