NYのドル箱鉄道混乱 電力障害、日本人にも影響
- 2013年10月4日
- アメリカ発ニュース
【共同】ニューヨーク市の中心部と郊外の住宅街を結ぶ「ドル箱」鉄道路線で電力供給障害によるダイヤの乱れが1週間以上続き、沿線に住む日本人駐在員の通勤にも支障が出ている。利用者が1日約12万5000人に上る路線ながらローカル線並みの本数に激減、10分を超える遅れも日常化して困惑が広がっている。
通勤列車として使われているメトロノース鉄道のニューヘブン線で9月下旬、電力を送る地元エネルギー会社の設備が故障。川崎重工業が製造した新型車両を含む電車が走行できなくなった。
代わりに投入されたディーゼル機関車や、けん引される客車は老朽化し「機関車が故障して途中駅で降ろされ、後続列車まで30分待たされた」(日本人会社員)ケースも。
日本人駐在員の多い高級住宅地の最寄り駅グリニッジ(コネティカット州)の場合、ニューヨーク中心部へ向かう平日の午前6時台は2本と通常より半減し、同7時台も2本減の3本。邦銀社員は「10分以上遅れるのが常で、毎朝冷や汗をかく。早く正常化してほしい」と訴えている。
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