COP中に石炭サミット 開催国ポーランドに批判

 【共同】地球温暖化対策を話し合う気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)が開かれているポーランドの首都ワルシャワでCOP19期間中の18〜19日、石炭業界による「石炭・気候サミット」が開催される。二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭消費の抑制は温暖化対策の重要課題の一つで、環境団体はこれをけん制する動きだと批判する。

 ポーランドは電力の約9割を石炭による火力発電に頼り、温暖化対策に消極的といわれてきた。サミットはポーランド経済省の全面的な支援を受けており、COP議長国としての資格を問う声も上がっている。

 サミットは「世界石炭協会」が主催し、石炭火力のクリーン化をはじめとする新技術開発などを話し合う。気候変動枠組み条約のフィゲレス事務局長も出席予定だ。

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