モトローラもスマート腕時計に進出 〜 おしゃれさと高い検知機能を売りに

　モトローラ（Motorola）の幹部は26日、バルセロナで27日まで開かれていたMWC（Mobile World Congress）で、身体装着型端末を2014年中に発売する計画だと話した。

　コンピュータワールドによると、モトローラは一般公開を禁じた説明会を一室で開き、「スマート腕時計を今年後半に発売する」「タイゼン（Tizen）で走る機器ではない」とモトローラのリック・オスターロー上席副社長は述べた。

　タイゼンは、サムスン（Samsung）が開発した独自のOSで、ギャラクシー・ギアの後継機種であるギア２とギア２ネオに搭載されている。サムスンがグーグル（Google）のアンドロイド（Android）OSから自社OSに切り換えたことで、MWC会場とハイテク報道界の関心を集めている。

　「タイゼン（Tizen）で走る機器ではない」と語ったオスターロー氏の言葉は、そのタイゼンの話題性を揶揄した冗談。

　同氏によると、モトローラは２種類のスマート腕時計製品を開発中で、同社が得意とする常時稼働検知器技術をてこ利用した機能を搭載する見通し。

　また、「実際に身に着けたいと思える洗練された身体装着型端末がまだ存在しない」「われわれは、魅力的な外観と有用性の高い機能によって装飾品や服のようにだれもが欲しがる製品を発表する」と同氏は述べた。

　製品の技術仕様や価格、発売時期に関してはいっさい明らかにされなかった。

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